【白鳥城の騒霊】俺たちのサッカーとは? ~四つの「俺」をつなげ「ひとつになる」アルビスタイルの構築を次期監督に期待する~

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「俺たちのサッカーって何?」 新潟に問われるものは、いつもそこにあります。   騒霊なりに「俺たちのサッカー」を解釈すると、「俺たち」は4つの俺に分類されます。 第一の「俺」とは、監督がやりたいサッカー。 第二の「俺」とは、選手(たち)がやりたいサッカー。 第三の「俺」とは、クラブ(強化部や育成部)が指導していきたいサッカー。 第四の「俺」とは、サポーターがまた見にきたい応援したいと思えるサッカー。   大きく分けてこの四つの総和が「俺たちのサッカー」であると思うのです。 新潟でいうところの「俺たちのサッカー」とは「アルビらしいサッカー」です。   先日の清水戦の試合後の堀米悠斗がコメントで「アルビのサッカーとは何か」についてこう語ってました。 堀米「来季、監督が代わってどういうサッカーになるかまだ分からないですけど、アルビというチームの伝統として、前からプレスに行って、相手より走って、体を張って守ってというものがベースとしてあった上で、新しい監督がどういうサッカーをするかというのがあると思う。今日の一人ひとりの頑張りを基準にして、来年向かっていければ、そう簡単には負けないチームになると思います。」 12月5日の新潟日報のコラムでは、アルビOBで今はアルビのJrコーチの内田潤氏は「アルビらしさ」をこう語ってます。 「可能な限り前からボールを奪いにいく。はがされて、いなされもするけど、誰一人あきらめない。奪ったところから、シュートカウンター、ゴール前になだれこむイメージ」 つまり、選手たちの中にも、クラブの育成担当者の中にも、ある程度のアルビ像は出来上がっているわけです。 騒霊みたいな素人サポでもアルビスタイルのメルクマールは、2013年のヤンツーアルビのころのサッカーだと信じていますからね。 むしろなんで呂比須さんみたいなアルビスタイルを理解してない監督を連れてきて、チームを立て直そうと考えたのか? そこら辺の編成責任者のロジックを知りたいですよね。 就任して初練習を行った5月16日、呂比須監督は厳しくボールを奪い合うことを要求した。試合形式でも最前線からプレスをかけて、カウンターを提唱。本来の「新潟スタイル」だった。それが翌17日に大きく変わる。「プレスをかけるな。自陣に引いて中盤と最終ラインでブロックをつくれ」。その陣形で相手がボールを入れてきた想定での守備を繰り返した。今季で引退したMF本間勲(36)は「前日からの変化に正直、戸惑った」と言う。 2017年とは。 こういうアルビの根幹といえるイデオロギーである「アルビスタイル」を理解していない監督にチームを任せたところに、そもそものところに間違いがあるわけです。   第二の「俺」である選手の中にも、第三の「俺」である育成コーチの中にも、第四の「俺」であるサポーターの中にも、おいおいこの監督は今までのアルビスタイルではないぞ??と少なくない「俺」たちがあのころ疑問を持ったはずです。   当時、ある大敗した試合のあと、キャプテンだった大野和成が「こんな時こそ、みんなひとつにならなきゃいけない」と必死にサポや選手に訴えていましたが。今から当時を振り返ってみると、そもそも論のところで 監督である呂比須氏は、自分がやってきたサッカーをやりたい。アルビのこれまで積み上げてきたアルビスタイルを無視して、己の道を追求しようとしたサッカーでした。その結果が「16戦連続勝ちなし」というアルビ史上初の不名誉記録につながった。ある意味必然といえるかもしれません。   大野は大野なりに「ひとつになろう」と言い続けてた。でも実際は同床異夢。監督は好き放題やってたし。強化部長は、好き放題やる監督を連れてきて好き放題させていた。 そもそも論とするならば、現場フロントのリーダーである強化部長は、アルビの長中期のビジョンを作って、ビジョンに基づいて、ビジョンを現実に肉付けしてくれる監督を連れてくる。監督はチームのビジョンを理解し、チームの歴史を理解し、チームが積み重ねてきた土壌に、これまで足りてなかった肥料をまき土壌改良して、作物の種を植え、作物を育て、作物を収穫するのが、監督の役目であるはずなのに。。。   編成責任者である強化部長も「俺たちのサッカー」を作ろうとする姿勢が見られず「俺」のサッカーに終始してしまっていたし、監督も言わずもがなですからね。 第一の「俺」である監督と第三の「俺」である強化部長の見てる方向と、第二の「俺」である選手たちと第三の「俺」である育成担当と第四の「俺」であるサポ。結果として「俺たち」には意識の分断が存在してて「ひとつになろう」という行動も振る舞いもなかった。(もちろん大野みたいに声を上げた人もいたけど)。 でも「俺たち」というアルビの集団意思は、ラストの数試合を除いて、ほぼ一年を通じて一つになることはなることはなかったという訳です。   そしてアルビは、15年ぶりのJ2降格となりました。 閑話休題。 そんなこんなでいくつもの失敗を重ねた強化部長は退任し、新しい強化部長の木村康彦氏が就任しました。 キャリアをみるとちょっと心配です。つまりフロント業務の経験のない人をいきなり抜擢する。いつもの意味不明なアルビ式です。 しかし、それでもちょっと期待していいかなと思ったことは、新監督にジュビロでJ1タイトルをとった歴戦の強者、鈴木政一氏を連れてきたことですよね。ユース代表監督も務めて、大学サッカーの監督も務めている。若手からベテランまで指導できるウィングの広さだけでなく。 なによりもジュビロの強化部長を務めていたこともある人物。 ここのポイントは大きいでしょう。木村氏は強化部長未経験。なおかつ中野社長とどのくらいの近さか知りませんが、普通に考えて雇われ部長格で、あの社長に対してどれだけまともなことが言えるかできるか疑問だらけです。 そう考えると新監督の鈴木氏が、強化部長とはこういうものだという一つの考え方を持っておられる方でしょうから。ある意味「アルビには二人の強化部長がいる」と考えたら、あの社長の下であっても、けっこう筋道の通った強化編成をしていただけるような気がしますもん。   当然。鈴木監督は「監督とは何をすべきか?」、という大局観もお持ちのはずです。(でなかったらあの常勝ジュビロ体制を作れるはずないですもん)。 当然のことながら鈴木監督は呂比須氏のような意味不明な振舞いはしないでしょう。J1で14年積み重ねてきた「アルビスタイル」を理解したうえで、鈴木政一サッカーの味つけをされるはずです。たぶん。   2017年のアルビのJ2降格をという結果だけでなくプロセスにおいても悲劇でしたしたが、 来年こそはプロセスの中で「俺たちのサッカー」を確立し、本当の意味の「ひとつの俺たち」になりましょう。 鈴木政一監督の手腕に期待しております。 以上。 にほんブログ村サッカーランキング クリックありがとうございました。ブログ更新の励みになってます。 https://twitter.com/sorei_swan