強烈ミドル弾の神戸FW古橋亨梧、「最終ラインに吸収されすぎた」と守備に後悔

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勝ち越しゴールを決めたが、守備に追われる場面も目立ったFW古橋亨梧
[10.20 J1第30節 川崎F5-3神戸 等々力]

 豪快なミドルシュート勝ち越しゴールを奪ったヴィッセル神戸FW古橋亨梧だったが、試合の中盤以降はスタミナ切れに屈した。「前半は前からアグレッシブに行ってボールを奪えたけど、後半は体力が削られて間延びした中でどれだけ守れたか。11人でつながっていかないと守れない」と課題を指摘した。

 王者の本拠地に乗り込んだ一戦は前半28分、背番号16のスーパーミドルが戦況を動かした。左サイドに開いたMFアンドレス・イニエスタを起点にFWルーカス・ポドルスキがつなぐと、古橋はゴール前やや右寄りでボールを受けた。

「ルーカスからボールをもらって、フリーだったので前を向いて思い切り打った。ボールが来た時にはもうシュートの意識しかなくて、パスは考えていなかった」。力強く振り抜いた右足から放たれたボールは真っすぐにゴールに向かい、名手GKチョン・ソンリョンの手をすり抜けネットに突き刺さった。

 さらに神戸はMF三田啓貴のミドルシュートも決まって2点リードに。ところがその後、システムを変更した川崎Fのサイド攻撃が次第に脅威を及ぼし始めると、神戸も4-3-1-2から4-4-2に変更。古橋は「相手のサイドバックが高い位置を取って自由にやっていたので」とサイドハーフに移る形となった。

 結果的に、このテコ入れが奏功しなかった。「相手のサイドバックに付いて行きすぎて、最終ラインに吸収されすぎた」と振り返ったように、常にサイドの上下動を強いられると、チームは全体的に出足の勢いが低下。後半は推進力を失ったまま、なすすべなく逆転負けを喫してしまった。

 この敗戦によってチームは7試合勝ちなし(1分6敗)。ファン・マヌエル・リージョ監督にとっては初勝利が遠い。今夏、J2リーグの岐阜からJ1リーグに“個人昇格”してきたアタッカーは「90分間とおして、(メンバー入りした)選手18人とスタッフがしっかりつながらないといけない」と一体感の重要性を訴えていた。

(取材・文 竹内達也)
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