演劇を観に行く・・・ #弔EXPO19

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週末は「職業:旅人」なんて洒落ていても







ウィークデーは(一応)




日本の金融経済のど真ん中にいます・・・









社会に出てからずっと





仕事に追われ、仕事を追って走り続け・・・







日本経済の最前線にいる(つもり)・・・















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でも




仕事を辛いと思ったことは意外に無くて






会社に行きたくない・・・




なんて日は(たぶん)1日も無かった
















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そんな僕ですが 実は・・・



一度だけ



会社を辞めようと思ったことがありました








辞めようと思った・・・というより




辞めると決心しました!








別に会社や仕事が嫌な訳では無く




むしろ充実しきっていた時に





ふと芽生えた若気の至り









劇作家に なりたい













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「演劇」にハマった時期がありました





毎週毎週・・・演劇を観に行って








仕事を辞めて






どんな貧乏をしても





どんな苦労をしても






100年語り継がれる





戯曲が1本書ければ本望・・・










だって・・・1度しかない人生






















結局





会社を辞めることはありませんでした。












劇作家としての才能の無さに







気づいたからです・・・












それは 自分の中では




とてつもない挫折でした・・・








・・・・・・・・・・・・・・












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さて先日・・・ とある金曜日




仕事を早めに切り上げ




演劇を観に行きました・・・











夕暮れ迫る東京下町の商店街







仕事帰りのサラリーマン




買い物帰りの主婦




学校帰りの学生さんが




夫々の一日を終え




夫々の帰る場所へと急ぐトワイライト・・・
















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そんな何気ない日常の中に



突如現れる非日常の時間と空間・・・







この街を拠点に活動されている劇団



gekidanUさんの夏のイベント



「弔EXPO19」です!















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東京下町の商店街



そこにある家、駐車場が舞台です・・・





この日の演目は2作品でした








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舞台芸術創造機関 SAI



「夢を喰むスターダスト」













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開場後、演劇の開始まで



劇場で物を売ったり、飲み物を勧め



場を温めていた二人の女の子が







そのまま演劇の主役となって始まる物語・・・








それは、ミヒャエル・エンデの「モモ」を



オマージュした演劇でした。






児童文学史上最高峰と言われる「モモ」。



その物語の解釈は



未だに読む人によって違うという・・・





「モモ」という文学作品は



時間泥棒と、盗まれた時間を取り返してくれた



不思議な女の子の物語・・・






時間を無くすとは、自分を無くすこと。



時間を無くすとは、夢を無くすこと。



時間を無くし得られた成功って、本当に成功?









一生を秒数で数えれば、今この瞬間も



凄いスピードで僕らは




人生の終わりに向かっている。










そんな気づきをくれた素敵な演劇でした・・・






野外劇場を活かしきった火星蜘蛛の動き




百百の天真爛漫さ





時間貯蓄銀行員ラザロの恰好よさ






マイスターホラの台詞の力強さ











そしてなにより





道路掃除夫 ベッポさんが良かったよ!
















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gekidanU




「イントロダクション」















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ありふれた日常の中に潜む心残り・・・



死んでしまった若い女の子の物語








そこにいる皆が、悩みや葛藤、心の傷を抱えながら






それでも人と人は



どこかで支え合って生きているという物語














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みんな、その女の子に会えるのか・・・





そしてその女の子は天国へ向かって行けるのか?








gekidanU さん得意の



軽快な会話が紡ぐ独特の空気





野外演劇の空間を存分に活かし切った装飾と光






街自体を借景とした、感動のエンディング・・・








素直に感動した・・・










個人的には瑠奈を演じてくれた方が良かった。





一番「日常」側にいてくれた彼女の存在が



この非日常の舞台を輝かせてくれてたと思う。










風さんの、透明感ある





アンニュイな存在感も素敵でした。














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劇場内ではお酒も売られていて



それが劇団の貴重な収入源だと語る・・・





売られていた記念Tシャツは




未だ4着しか売れて無くて



あと6着売れないと赤字だとか・・・






劇場という非日常な空間にある




ある意味厳しい現実を





ありのままさらけだす素敵な劇団








でも、それはやっぱり





とてつもなく楽しい非日常の空間でした。















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心から楽しんで



心から拍手を送って



お酒を2杯飲んで



記念Tシャツを買って







主催の遠藤さんに少ないけれどご祝儀を渡して
















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ほろ酔い気分で帰る商店街の明りの






なんと心地よいことか・・・





















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自分が追えなかった夢・・・







諦めてしまった夢が







ここにあるような気がした・・・














今はもう 僕には追えない夢だけど







この街で






そんな夢を追い続けている若者がいることに









心から歓びを感じた観劇でした。