キリンチャレンジカップ2018 日本×コスタリカ 試合後の日本・森保一監督会見コメント

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パナソニックスタジアム吹田で行われた
キリンチャレンジカップ2018の
日本×コスタリカは3-0で日本が勝利しました。
以下、試合後の記者会見における
日本・森保一監督のコメントです。


(日本・森保一監督)
まずは今日我々が試合をできたということ、この試合の環境を作って下さったキリンさまをはじめとするスポンサーの皆様、そして運営等々関わっていただいたすべての皆様に感謝したいというふうに思っています。そして今日、ここパナソニックスタジアムにお越しいただいたサポーターの皆様、そして全国で日本代表を応援して下さった皆様に感謝申し上げたいと思います。


試合は選手たちが日本全国で、自然災害で辛い思いをされている方々に、自分たちが走って戦う姿を見せて、粘り強く戦う姿を見せて、被災者の皆さんに励ましのエールを送る、そして被災地で復旧復興に尽力されている皆さんに励ましのエールを送るということをやっていこうということを選手たちが胸に刻んで、ピッチ内でプレーを見せてくれて、そして結果を持って、我々を応援して下さっている、支援して下さっている皆さんに勝利をお届けできて良かったと思います。


チームとしても北海道で、札幌で被災した中、選手もスタッフも準備することはそう簡単ではなかったと思いますけど、みんなが与えられた環境の中で、最善の準備をしてくれたこと、やってくれたことが結果に繋がって良かったと思いますし、残念ながら札幌では試合はできませんでしたけど、試合以上のことを学ばせていただいたと思います。感謝の気持ちを持って、今日の試合に臨むことができたと思います。札幌で我々はホテルで被災しましたけど、幸いなことに被災したホテルは自家発電があり、電気も使える状態だと。そして食事も、震災があった日には朝食は取れませんでしたけど、その後はすべて普通通りに生活をさせていただき、食事も取らせていただいたということ、札幌のホテルの従業員の皆さんが、被災して辛い想いをしている中、我々に対して手厚くサポートしていただいたこと、その経験ができたことは、試合ができなかったのは本当に残念ですけど、人として、そして我々が多くの人に支えられて、こうやってプレーできている幸せや、サッカーできていることを感じさせてもらえたことが今日の試合にも生きたと思いますし、今後のサッカー人生にも生きたというふうに思っております。


練習場でも被災された方々がサポートして下さり、ここ大阪でも台風21号の影響で被災された人たちが我々のサポートをして下さいました。当初はJ-GREEN堺で練習を行う予定でしたけど、そこは台風の影響で施設が使えなくなり、そしてガンバ大阪さんのグラウンドを急遽使わせていただいたり、そういうたくさんの方が我々をサポートしていただいて、今日の試合をできたことを本当に感謝したいと思います。長くなってしまいましたが、今回の試合に当たり、これまでサポートしていただいたすべての皆さんに感謝の気持ちを申し上げたいと思います。ありがとうございました。


(質疑応答)
Q:準備期間がなくて、なかなか戦術を練るのが難しい中で、かなり個人が持ち味を出して、攻撃面は躍動するような所が見られたと思います。改めて今日の攻撃の部分での、個の力の見せ方や噛み合い方にどのような手応えを感じてらっしゃいますか?


A:チームとして練習できる時間は限られていましたし、コンセプトは選手に提示はしましたけど、そこで具現化するという所は簡単ではない所を、選手たちがトレーニングでやったことを、そしてそれぞれがコミュニケーションを取ってくれて、チームとしてやろうとしたことをまずは発揮してくれたというふうに思います。その中で選手それぞれが持っている特徴というものを、チームの戦い方の中で出して欲しいという所で、選手たちが本当に積極的にプレーしてくれたというふうに思いますし、それぞれの持っている特徴を発揮してくれたというふうに思っております。


Q:今日の布陣についてなんですが、広島時代に慣れ親しんだ3-6-1ではなくて、前回のワールドカップでやっていた4-5-1でもなく、4−4−2というシステムを選んだと思いますが、その理由とその手応えを教えていただけますか?


A:理由は、ひとつの形にこだわってやっていくということももちろんあるとは思いますけど、いろいろな形に対応して欲しいということ、対応力を選手たちに持ってほしいという部分と、柔軟にやる考え方を持って欲しいということ、臨機応変にやって欲しいということも含めて今日の形にしました。しかしながら、システムという所でもちろん見られるとは思いますけど、サッカーをやる上での原理原則は攻撃も守備も変わらないと思いますし、そこを選手たちは理解してくれて、今日トライしてくれたと思います。また、今日の形をやったという部分では、私がロシアのワールドカップにコーチの1人として大会に参加させていただいて、西野さん、西野監督から本当に多くのことを学ばせていただいて、その学ばせていただいたことを、この先に繋げていくという意味でも、私自身もトライしてやっていきたいなというふうに思って、今日はやらせてもらいました。


Q:交替を後半23分まで待って、そこから一気に替えて行った理由をお願いします。


A:そうですね、あの、時間はまず別として、流れの中で何が起こるかわからないので、臨機応変に私自身が対応してやっていくという、まずは準備をしながら試合を見ていました。で、交替時間という部分では、あの、考えていた所もありますし、そうでない部分もありますけど、試合の流れの中で選手を少しでも多く試したいということと、その中で日本代表の勝利をということにこだわって、両方の部分で選手起用をしていきました。


Q:広島時代をずっと見てきた私にとって、今日のサッカーはちょっと驚きがたくさんあったんですけども、フォーメーションはともかくとして、非常に守備がアグレッシブで、前から取りにいく所とか、そのあたりは広島でもトレーニングをトライしていた所もあったと思うのですが、日本代表だからこういうサッカーができたという所なのでしょうか?それともワールドカップを通して、こういうサッカーをこれからは目指していこうと思ってらっしゃるのでしょうか?


A:両方ともあると思います。私が西野さんから、西野監督から学ばせていただいた部分もありますし、広島の時とは違うことも多いかと思いますけど、預かっている選手も違いますし、それぞれの特徴をどう生かしていくかという所での違いはあると思います。両方というか、もうひとつあるとすれば、アグレッシブにはやりたいというふうに常々思ってやっていましたけど、勝利すること、そのためにチームの力をどうやったら最大限出せるかということを、常に考えながらこれまでもやってきたつもりですし、これからもやっていきたいと思います。


Q:ちょっと今日の試合から離れちゃうんですけど、8月の今頃からちょうど1ヶ月間、2つのチーム(A代表とU-21代表)を率いて、40人ぐらいの選手を、大きなグループを見てこれからやっていくとおっしゃっていたんですけど、全体の選手のリアクションというか、監督の話とか言葉に対する反応はどのように感じておられるのでしょうか?


A:今日で、アジア大会をまず戦って、そしてキリンチャレンジを戦ってということで、8月11日から家を出て、ちょうど今日で1ヶ月と1日、約1ヶ月ということになりますけど、最初にアジア大会で預からせてもらった選手たち、東京オリンピック世代のU−21の若い選手たちと共にまずは戦ってきましたが、7試合マックスで試合をすることができて、本当に1試合ごとに選手たちが成長していく姿、逞しくなっていく姿を感じさせてもらいながら、アジア大会を戦うことができました。そして、残念ながら優勝はできなかったですけど、選手たちが今持っている最大限の力を決勝の韓国戦でも出してくれたと思いますし、これから先に繋がる、まだまだ伸びしろがある、成長してもらわなければいけない選手たちと共に戦えたというふうに思っています。


東京オリンピック世代の選手たちは、メダルを獲得しようと思えば、みんなどの選手に聞いても「金メダルを獲りたい」ということを言ってくれていたので、金メダルを獲ろうと思うのであれば、真夏の暑い中に6試合連戦で戦わないといけないということ、そういった意味でアジア大会で7試合、非常にタフな日程の中で戦えたことは、チームにとっても、選手個々にとっても、スタッフにとっても良い経験だったと思います。最後の韓国戦で戦ったあの試合の強度を、東京オリンピックではスタートから6試合やり続けなければいけないということ、それは相当な覚悟をもってやらなければいけない、もっともっとレベルアップをしなければいけないという、素晴らしい経験ができたというふうに思っています。


そこからこのキリンチャレンジカップに、A代表の方に移動して来て感じたのは、まずは選手のクオリティーがやはりA代表の選手たちは高いということ、それぞれのクラブでポジションを掴んで、キャリアを積んでいっている選手たちのレベルの高さということは感じさせてもらいました。A代表の監督をやることで、またそのレベルの基準ということ、どういう高みを目指してやっていくかということ、ハッキリと私自身が基準をもって、東京オリンピック世代の選手たちに提示できるなという、素晴らしい経験をさせてもらいました。あとはA代表の選手たちは、技術を持っている、そして戦術理解力を持っているということはもちろんですけど、やはり今日選手たちが見せてくれた、本当に戦う気持ちを持って、自分の責任をまっとうする気持ちを持って、試合を戦い抜くということ、粘り強く戦い抜くということ、やはりメンタル面でも技術面でもすべてを上げていかなければいけないということを、若い選手たちに伝えられる良い経験になりましたし、A代表の選手たちのレベルの高さを知れて、私自身も素晴らしい経験ができました。


Q:ご自身のお気持ちを伺いたいのですが、先ほど感謝ということはお伺いしているんですけども、日本代表の監督として、今日の初陣というのはどのようなお気持ちで挑まれましたでしょうか?


A:A代表の監督として、特別に思った部分もありますし、特別には思っていない自分もいました。それは先ほども申しましたけど、本当に日本代表として試合に臨める素晴らしい環境作りをサポーターの人にしていただき、そして支援、応援して下さる方々にもこういう環境を作っていただき、こうやって多くのメディアの皆さんにも本当に注目していただき、そこからサッカーを発信してくださるということ、これもなかなかこれまで経験できなかった所で、特別な舞台に立たせていただいている、素晴らしい経験を自分はさせていただいているということを今、感じています。逆に特別でないというふうに思っている所は、私自身の気持ちは全然変わらないという所です。これまでもクラブチームで監督をさせていただいて、サンフレッチェ広島という所で監督をさせていただいた中で、一戦一戦大事に戦っていこうということ、一戦一戦勝利を目指して最善の準備をする、試合でベストを尽くしていくということ、その部分においてはまったく、今回のチリ戦から試合がなくなって、コスタリカ戦になった部分でも自分の中で変わる所は全然なかったので、そこはこれまでの自分と変わらない、特別なものは感じなかったという所はあります。


Q:1試合なくなって、今月の強化試合は1試合ということで、来月再来月とありますけど、攻撃陣はかなり結果を出されたと思いますが、あえて課題を挙げるとしたらどんな所になるでしょうか?


A:課題は攻撃陣にしては、もっと点を取れるだけのチャンスは創っていたと思うので、そこはさらに決定力を上げるというのと、チャンスをもっとチームとして共有して、プレーできることをやっていかなければいけないと思います。守備の部分でも、今日選手たちに要求していたこと、そして選手たちがやらなければいけないと思って臨んでくれたこと、先ほど戦う部分を言いましたけど、粘り強く戦い抜くという部分、無失点で抑えて、相手の攻撃を抑えた部分は非常によくやってくれたというふうに思いますが、先ほどの得点と同じで、相手にチャンスがゼロだった訳ではないので、より我々にとってのピンチを減らすこと、相手にとってチャンスを少しでも与えないということは、さらに上げていかなければいけないと思います。すべてを上げていかなければいけないと思います。


Q:攻撃面で非常に意欲的に攻めるというか、ドリブルでもパスでも意欲があったと思うんですけど、その中でも中島翔哉くんや南野(拓実)くんが特にそういうものを出していたと思うんですけども、彼らのような新しい力がこれから代表を作っていく上で、どういうものをもたらしてくれていると、今評価されていますか?


A:先ほども言いましたけど、選手たちにはさらに多くの経験を積み上げてもらって、個として少しでも大きく成長して欲しいというふうに思います。今、2人の選手の名前が出ましたけど、2人の選手だけではなくて、チーム全体としてアグレッシブに戦うこともできていたというふうに思いますし、攻撃の選手が攻撃できるということは、守備の選手が頑張って、そこから攻撃の選手に繋げていっている所があってのことだと思いますし、今日選手たちにも話しましたけど、自分の良さを最大限に発揮して欲しいということは選手たちに話しましたけど、それと同時に自分の良さを発揮する、生かすためには、周りを生かしていくということ、周りと支え合って、繋がり合ってプレーすることが自分の良さも出せるでのはないのかなということは選手に話して、そこを選手たちが実践してくれたことは、監督として幸いなことだと思います。


以上です。


土屋

T3リーグ2018Aブロック第6節 駿台学園×東海大高輪台@東海大高輪台総合G

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0828takanawadai.JPG共に一貫して攻撃的なスタイルを打ち出している強豪同士の激突。駿台学園と東海大高輪台のT3リーグは、東海大高輪台総合グラウンドです。
関東大会予選では修徳、国士舘、大森学園、帝京と難敵を相次いで撃破し、最後は関東第一に敗れたとはいえ、堂々の準優勝に輝くと、その本大会でも習志野と佐野日大を退け、こちらも決勝では桐生第一にPK戦で屈したものの、やはり準優勝を勝ち獲るなど、上々のシーズンスタートを切った駿台学園。國學院久我山に大敗を喫したインターハイ予選を経て、「そういう意味で自分たちはまだまだだというのもわかっていますし、ある程度やれている部分は自信を持っていると思う」とは大森一仁監督。今日が自分たちにとって"当たりの日"だと信じて、無敗の続くリーグ戦に臨みます。
進境著しい都立東大和南に初戦で0-1と敗れた関東大会予選。一次トーナメントの初戦で、東京成徳にやはり0-1で敗退を突き付けられたインターハイ予選。ここまでトーナメントコンペティションでは、思うような結果が付いてきていない東海大高輪台。とはいえ、先週行われた選手権の1次予選では、決勝で明大中野八王子を1-0で打ち破り、無事に2次予選進出権を獲得。その直後とはいえ、「選手権を見据えてリーグ戦もしっかり戦って、またスタイルをしっかり自分たちで出すのは勝つ上で大事なことだと思います」キャプテンの志村貢令(3年・ジェファFC)が話したように、より自らのスタイルに磨きを掛ける上でも、重要なリーグ戦の舞台を迎えます。会場のさいたま新都心は、とにかく湿度が高く汗の吹き出るコンディション。T3屈指のビッグマッチは、駿台学園のキックオフでスタートしました。


ファーストチャンスは10分の駿台。左サイドでボールを引き出した布施谷翔(3年・ジェファFC)が、ダイレクトで右へ振り分け、高根沢翔(3年・TFA)が叩いたボレーはクロスバーを越えるも、いきなりハイレベルなフィニッシュを。11分は高輪台にもファーストシュート。右サイドで前を向いた藤井一志(3年・ヴィッセル神戸伊丹JY)は35m弱のミドルにトライ。ボールはこちらも枠の上へ外れましたが、まずはお互いにシュートを撃ち合います。
「入りはちょっと硬かった」と志村も振り返った高輪台は、19分にもらしい形を。苗加慶太(2年・浦和レッズJY)を起点に内野耕作(3年・ジェファFC)、足立考(3年・GA-FC)とボールを繋ぎ、内野が左から中へ付けると、マーカーを背負いながら放った中込雅樹(3年・インテリオールFC)のシュートは、駿台のGK猪田光哉(3年・TFA)が好セーブ。直後の右CKを短く蹴り出した苗加が藤井のリターンをクロスに変え、ニアに飛び込んだ志村はわずかに届きませんでしたが、続けて狙う駿台ゴール。
ただ、23分に右サイドで果敢なインターセプトから、そのまま運んで上げた笹本周(3年・S-P FUTE U-15)のクロスに、ファーで合わせた布施谷のボレーはゴール左へ逸れるも、飲水タイムを挟むと、以降は「入りがあまりにも良過ぎたというか、圧も掛けられていたし、何となくアイツらも『ああ、失点の香りないな』っていう所もあったんだと思うんですよね」と大森監督も言及した駿台ペースに。
36分にはボランチの吉澤翔吾(3年・FCトレーロス)、布施谷とボールが回り、田中亮汰(3年・TFA)が右スミギリギリに収めたミドルは、高輪台のGK豊田隼人(2年・東川口FC)がファインセーブで回避。直後の右CKを布施谷が蹴り込み、こぼれに自ら反応した布施谷のシュートは右のサイドネット外側へ。この前後に左サイドハーフの布施谷と、前線に入った笹本の位置も入れ替え、さらに踏み込みたい得点へのアクセル。
38分も駿台。左から布施谷が蹴ったFKにセンターバックの荻優太(3年・青山SC)が競り勝ち、高根沢が左足で合わせたボレーはクロスバーの上へ。43分も駿台。左サイドバックの中村海知(3年・駿台学園中)が笹本とのワンツーで駆け上がり、クロスは上げられなかったものの、果敢なオーバーラップを。45分は高輪台。足立が左サイドをえぐって中央に戻すと、エリア外から苗加が打ったシュートは枠の左へ。「特に前半とか、向こうもそうだけど、ゲーム的にもおとなしかったですね」とは高輪台の川島純一監督。スコアレスで最初の45分間は終了しました。


ハーフタイムに動いたのは川島監督。何と内野、中込、足立を下げて、塚原智也(2年・FC.PROUD)、鈴木颯太(2年・Forza'02)、宮田龍芽(2年・FC.PROUD)を投入する3枚替えを敢行。最前線に塚原、2列目に右から志村、苗加、宮田を並べ、ボランチに鈴木と「今年のチームでは一番ウチらしい」と指揮官も評する小松崎大樹(2年・クリアージュFC)を配して、残された45分へ向かいます。
すると、ギアの上がった高輪台のラッシュ。47分には藤井、苗加とボールが動き、塚原のシュートは駿台のセンターバック山崎亮(3年・駿台学園中)がブロックしたものの、直後の右CKを苗加が蹴り込むと、こぼれを拾った宮田のシュートはDFに当たり、志村のフィニッシュは枠を越えましたが、続けてチャンスを。50分は決定機。小松崎が丁寧なスルーパスを通し、宮田が抜群のスピードで飛び出すも、1対1は完璧なタイミングで飛び出した猪田がファインセーブ。スコアは動きません。
53分は駿台に1人目の交替。右サイドバックで奮闘した田中竣(3年・墨田錦糸中)に替えて、鮫島貴士朗(2年・足立第十一中)をそのままの位置に送り込み、攻守にサイドのテコ入れへ着手。直後はFKのチャンス。ピッチ中央、ゴールまで約30mの位置から、布施谷が直接狙ったキックは枠の上へ。58分にも2人目の交替として、笹本と高橋竜太郎(2年・FC ESFORCO)をスイッチし、さらなる推進力アップを。58分には布施谷が今度は左から約25mのFKを蹴り込むも、ボールはクロスバーの上へ。少しずつ覗き始めた「こういうパターンでとか、こういう形でというのはあまりなく、楽しければいいというスタイル」(大森監督)。
62分は高輪台に4人目の交替。苗加と笹田年紀(3年・大豆戸FC)を入れ替えると、直後のチャンスは駿台。田中を起点に布施谷が左へ流し、高橋がグラウンダーで入れたクロスに、ニアへ突っ込んだ上原飛翔(3年・駿台学園中)のヒールシュートはヒットせず。すると、先に歓喜の瞬間を享受したのはホームチーム。
65分。宮田のパスをエリア内で引き出した笹田は「ボールを受けた時に、1対1で誰もカバーに入ってなくて、股が空いていたので『股狙えるな』と思って」という股抜きでマーカーを剥がすと、「キーパーと相手がちょうど重なっていて、たぶんブラインドになっていたので『ファー狙えば入るかな』と思って」フィニッシュ。ボールはゴール右スミへ鮮やかに吸い込まれます。「あのコントロールショットは良かったね」と川島監督も話せば、「結構自分でもビックリするくらいのゴールでしたね」とは笹田本人。途中出場の14番がゴラッソを叩き込み、高輪台が先制点を手にしました。
さて、1点のビハインドを負った駿台でしたが、以降もチャンスらしいチャンスが創り出せない中で、大森監督は「1点取られたんで『行くしかないかな』という話で、それでもちょっと全体が低かったから、言わないとまずいかなと」、徹底して前へとボールを入れる指示を。76分には鮫島のクロスから、こぼれを拾った布施谷のシュートは豊田がキャッチしたものの、77分、78分、79分、81分と連続してセットプレーをゴール前に入れるなど、圧力を掛け続けるプレー選択の連続で、変わりつつあるゲームリズム。
83分は駿台に決定的なチャンス。右から高根沢が上げたクロスに、ファーでフリーになっていた高橋のボレーは枠を捉えるも、豊田が超ファインセーブ。上原と徳永夢樹(3年・石神井マメックス)の交替を挟み、85分にはまたも駿台にビッグチャンス。左から中村がクロスを流し込み、ファーで布施谷が折り返すと、徳永は余裕を持ってトラップしながらシュートを放つも、再び豊田がビッグセーブで応酬。守護神の豊田に、右から藤井、茂木成志(2年・ジェファFC)、阿部泰世(3年・GRANDE FC)、芹ケ野隼(3年・インテリオールFC)で組んだもともとの4バックと、長身の鈴木も加えて築く高輪台の堅陣。駿台に圧し掛かる1点の重み。
駿台4人目の交替は89分。高根沢と岡崎大志(3年・東京久留米FC U-15)をスイッチして最後の勝負へ。90分は駿台。布施谷の右FKに山崎が合わせたヘディングは枠を襲うも、鬼神と化した豊田がファインセーブでゴールをロックし、頭を抱えた駿台のピッチとベンチ。90+3分も駿台。粘った山﨑の左クロスから、ルーズボールを収めた布施谷のシュートは、豊田が丁寧にキャッチ。そして高輪台が、90+9分に負傷した塚原と横山歩夢(1年・FCトッカーノ)を入れ替えると、ピッチに鳴り響いた試合終了のホイッスル。「最後に1-0というスコアで勝ち切れたのが一番大きいかなと思います」と志村も話した高輪台が、ホームゲームできっちり勝利を手にする結果となりました。


「今年は後から交替メンバーを7人ぐらい使いたいんですよ。許されるならね。自信持ってできるから、そのへんは例年より良いイメージかもしれない。切り札がいっぱいいるので」と川島監督も話した高輪台は、このゲームも"切り札"の1人でもある笹田が決勝ゴール。ただ、その殊勲のスコアラーも「結構途中からの出場が自分は多いので、結果を出さないとなとは思っていて、やっとTリーグ初ゴールが決められたので良かったです」と危機感を口に。良い意味での競争原理が、今年のチームにも根付いているようです。「11人だけじゃこれから先は勝っていけないと思うし、川島先生も『途中交代の選手が試合を決める』と言っているので、そういう意味では途中交代で入った選手も、最初に出ていた選手も含めて全員で勝てたというのが、今日は本当に一番大きいかなと思います」と口にした志村は続けて、「選手権で絶対周りのチームを見返さなきゃいけないと思っています」ときっぱり。高輪台の覚悟はここに来て整いつつあるようです。      土屋

T1リーグ2018第12節 FC東京U-18(B)×関東第一@小平G

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0827kodaira.JPG今シーズン初の連勝を狙う青赤と、9試合ぶりの勝利を目指すトーナメント王者の対峙。FC東京U-18(B)と関東第一のリーグ戦セカンドラウンドは小平グラウンドです。
T1リーグ参戦はこれで3シーズン目。2016年は5位、2017年は4位と着実にステップアップしているFC東京U-18(B)。迎えた今シーズンは、ややAチームが高円宮杯プレミアEASTで苦しい時間を過ごしていることもあって、このステージでの活躍によるチームの底上げは、例年以上に重要なポイント。約2ヶ月ぶりとなるリーグ戦で、実践学園戦の白星に続く連勝を引き寄せたい所です。
東京王者として臨んだインターハイは、初戦こそ高円宮杯プレミアリーグWESTに在籍する米子北に競り勝ったものの、3回戦で日章学園に0-3と完敗を喫し、2年連続でのベスト8進出とはならなかった関東第一。以降は和倉、福島と遠征を重ねながら、再び秋の東京3連覇に向けてファイティングポーズを取り直している途上。リーグ戦では最下位に沈んでいるだけに、「何とかここで1個勝って、波に乗りたい」(佐藤誠也・2年・VIVAIO船橋)90分間に向かいます。小平の空は今にも雨の降り出しそうな曇天模様。勝利を追求したい一戦は、FC東京のキックオフでスタートしました。


先にチャンスを掴んだのは関東第一。4分に左から佐藤が蹴ったCKはバウンドし、池田健太(3年・VIVAIO船橋)が合わせたヘディングは枠を越えたものの、まずはファーストシュートを放つと、スコアが動いたのはわずかに3分後。7分にセンターバックの菅原涼太(1年・SCH)が送ったフィードはラインの裏へ。ややFC東京の連係が乱れると、GKの鼻先でボールを奪った池田は、そのまま無人のゴールへ丁寧に流し込みます。11番を背負うストライカーの抜け目ない一撃で、関東第一が1点のアドバンテージを手にしました。
畳み掛けるアウェイチーム。10分に左サイドで奪ったCKは、佐藤のキックに中央で合わせ切れなかったものの、14分にも決定的なチャンス。小関陽星(3年・町田JFC)が裏へ絶妙のボールを送ると、快足を飛ばした貝瀬敦(2年・田口FA)はGKと1対1に。シュートはゴール右へ外れ、追加点とは行きませんでしたが、「立ち上がりはロングボールを長めに使おうと」(佐藤)いう意図が、続けて好機を生み出します。
ところが、ワンチャンスで追い付いたホームチーム。18分に左サイドで前を向いた金誠敏(2年・西東京朝鮮第一中)は、得意の左足でパーフェクトなフィード。これに抜け出した宮田和純(2年・FC東京U-15深川)が躊躇なく右足で打ち切ったシュートは、右上のゴールネットへ豪快に突き刺さります。この日のキャプテンマークを託された13番のゴラッソが飛び出し、たちまちスコアは振り出しに引き戻されました。
早々に追い付かれた関東第一の反撃は22分。ミドルレンジでボールを持った佐藤が、無回転ミドルを枠内へ打ち込むも、ここはFC東京のGK大本竜司(3年・FC東京U-15深川)がファインセーブで回避。27分も関東第一。佐藤の左FKをセンターバックの山脇樺織(3年・東急SレイエスFC)が折り返すも、シュートまでは持ち込めず。29分はFC東京。カウンターから持ち運んだ横田峻希(2年・FC東京U-15むさし)が左へ流し、梅原翔琉(1年・FC東京U-15むさし)が打ち切ったシュートは枠の右へ。お互いに出し合う手数。
30分は再び関東第一。小関が鋭いドリブルからスルーパスを繰り出し、飛び出した岡田琉空(2年・FC多摩)のシュートは大本がキャッチ。35分も関東第一。左寄り、ゴールまで25mの位置から佐藤が直接狙ったFKはクロスバーの上へ。42分も関東第一。佐藤のフィードに横山慎也(2年・ブリオベッカ浦安U-15)が競り勝ち、こぼれを拾った小関のシュートは枠の右へ。44分も関東第一。池田が正確に左へ落とし、貝瀬のクロスから横山が放ったシュートはDFに当たり、さらに岡田が打ったシュートはゴール右へ。「今日は上手く陽星くんと2人で時間を作ったり、コントロールできていたと思います」と振り返る佐藤と小関の配球と、池田のポストプレーをポイントに、関東第一が終盤に押し込んだ前半は、両者無得点でハーフタイムに入りました。


後半開始からカードを切ったのはFC東京。2トップの一角に入った久保征一郎(2年・太陽SC U-15)に替えて、中谷太地(3年・FC東京U-15むさし)を送り込み、常盤亨太(1年・FC東京U-15深川)とドイスボランチへ並べつつ、ボランチの横田が左サイドハーフへ、左サイドハーフの梅原が1.5列目へそれぞれスライド。右サイドハーフで縦を窺う上田浩大(1年・FC東京U-15むさし)も含めた攻撃のユニットで、逆転ゴールと勝ち点3を同時に狙います。
ただ、次の決定機は関東第一に。48分にここも池田が巧みなポストワークで左へ振り分け、貝瀬は左足を振り切るも、ボールは枠の左へ。52分も関東第一にビッグチャンス。小関が右へ付けたボールから、横山の左足クロスはファーへ流れましたが、拾った田中大生(2年・横浜FC JY)のクロスはフリーの貝瀬に届くも、シュートは左サイドネットの外側へ。さらに54分にも左サイドで池田が粘り、中央に潜った貝瀬のシュートはゴール左へ。"貝瀬3連発"もゴールネットを揺らせません。
66分は関東第一に1人目の交替。横山を下げて、笠井佳祐(1年・VIVAIO船橋)を中央に配し、岡田が右へスライドして推進力向上に着手すると、直後には貝瀬が短く付け、オーバーラップしてきた左サイドバックの前田泰千翔(3年・ジェファFC)がクロスを上げ切り、岡田のボレーは枠を越えるも、「真ん中でボールを持つことを怖がらず、チームとしてやれたのが、相手もハメづらかったのかなと感じています」と山脇も話したように、中央からサイドへの展開を軸に、押し込むのはアウェイチーム。
なかなか攻撃を繰り出せないFC東京も、ディフェンス陣は古屋颯眞(1年・FC東京U-15むさし)と岡哲平(2年・FC東京U-15深川)のセンターバックコンビを中心に、最後の局面では体を寄せて消していくピンチの芽。80分は関東第一に2人目の交替。池田と板垣大空(2年・バンデリージャ横浜)をスイッチして、再び岡田が中央に戻り、板垣を右サイドハーフに配す勝負の采配。ゲームはラスト10分間とアディショナルタイムの攻防へ。
84分はFC東京にカウンターのチャンス。梅原が単騎でグングン運ぶも、常盤が打ち込んだシュートは枠の上に消えると、2分後の主役は「今日が選手権までのラストチャンスだと思っていたので、自分としては結果を出さなきゃと思っていました」と明かした関東第一のナンバーセブン。
86分。左サイドをドリブルで剥がした小関が中央へグラウンダーのクロスを入れると、「マイナス気味のボールは自分が一番得意にしている形なので、そこを最後まで我慢して、こぼれてきた所を枠に飛ばそうと思って」走り込んだ佐藤はダイレクトでミドルにトライ。大本もきっちり反応しましたが、弾き切れなかったボールはゴールラインの内側に転がり込みます。「ペナルティエリア近くになったら、積極的にシュートは打とうと思っていた」佐藤の貴重な勝ち越し弾。関東第一が再び1点のリードを奪取しました。
苦しくなったFC東京は、88分に佐藤恵介(1年・FC東京U-15深川)を2枚目のカードとして最終盤のピッチへ。関東第一も90+1分に類家暁(1年・東京ベイFC U-15)を投入して、取り掛かるゲームクローズ。90+3分にFC東京へ訪れた絶好の同点機。右サイドを駆け上がった武井翔暉(2年・FC東京U-15深川)の完璧なクロスに、常盤が完璧なヘディングで応えるも、ここは関東第一のGK北村海チディ(3年・GRANDE FC)が完璧なファインセーブで仁王立ち。直後の右CK。金が蹴り込んだボールを、岡が高い打点のヘディングで枠へ収めるも、北村は抜群の跳躍力でキャッチすると、聞こえたのはタイムアップのホイッスル。「ここからは選手権に入っていくので、1個1個勝っていかないといけないと思いますし、そこは今日の勝利は大きかったと思います」と山脇も口にした関東第一が、9試合ぶりの勝ち点3を積み上げる結果となりました。


「インターハイのメンバーも外れて、その後の合宿でもずっとBチームの合宿で、その中でT1のメンバー登録をされていたので、今日の試合で何とか結果を出そうと思っていました」という佐藤。「春には『T1で定位置を取ろう』と自分で思っていて、絶対このチームに欠かせない選手になろうと思っていた」ものの、T1どころか、T3での出場機会もなかなか得られなかった中で、「何とかBチームで自分の武器を作れば、T1もAチームも苦しんでいるので、自分が入ることで何か変えられるんじゃないかなと思ってやってきました」とのこと。前述したように選手権のメンバー入りに向けて、"ラストチャンス"と位置付けて臨んだゲームでの決勝ゴールは、自身にとっても、チームにとっても大きな意味を持ってきそうです。これからに向けた手応えを問われ、「掴めたと思います。でも、まだわからないので、次のゲームでもしっかりとやりたいです」と答えた佐藤が期す"巻き返し"には、大いに注目したいと思います。      土屋

T1リーグ2018第12節 都立東久留米総合×国士舘@東久留米総合G

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0827kurume.JPG共に十分優勝を狙える位置に付けている両雄の対峙。都立東久留米総合と国士舘のT1リーグ第12節は、おなじみの東久留米総合高校グラウンドです。
長年チームを率いていた齊藤登監督が退任。加藤悠新監督体制で新シーズンのスタートを切ったものの、関東大会予選、インターハイ予選と共に早期敗退を突き付けられてしまった東久留米総合。ただ、加藤監督も「6月の後半からの成長というのは、毎試合毎試合見れます」と言い切ったように、インターハイ予選明けのリーグ戦では好調をキープし、現在は國學院久我山、実践学園、東京武蔵野シティFC U-18と難敵相手に3連勝中。さらに上位を狙う上でも、負けたくないホームゲームに挑みます。
こちらもリーグ戦では悪くない滑り出しを切ったものの、春先にあった2つのトーナメントコンペティションでは思うような結果が出ず、選手権も1次予選からの登場を強いられた国士舘。迎えたその1次予選では、きっちり3連勝で2次予選進出を決めましたが、「選手権には特別な想いがあって、『一番良いチームで』とやったので、その中で過密日程ですよね」とは上野晃慈監督。スケジュールの厳しさも内包しつつ、それでも勝ち点を積み重ねたい90分間へ向かいます。清瀬は既に午前中でも、 "カンカン照り"と表現できそうな猛暑下に。注目の一戦は9時半ジャストにキックオフされました。


「今日は相手が蹴ってきたので、自分たちは前からハメたいんですけど、ハメきれなかったですね」と久留米のキャプテンを務める高橋幹基(3年・杉並FC)が話し、「前半は蹴られてしまったのでラインが伸びてしまった」と国士舘の上野晃慈監督も言及したように、立ち上がりからお互いにやや長いボールが飛び交う展開になりましたが、双方にとってのファーストチャンスはいきなりの決定機。17分は伊藤至人(3年・AZ'86東京青梅)のドリブルで得た久留米の左CK。金野勇太(3年・三菱養和巣鴨JY)のキックにファーで合わせた下田将太郎(2年・東京久留米FC U-15)のヘディングはゴール左スミギリギリを捉えるも、国士舘の右サイドハーフに入った唐澤大地(3年・FC町田ゼルビアJY)がライン上で決死のクリア。先制とは行きません。
22分も久留米。左サイドで郷家天眞(3年・ジェファFC)との連携から大久保陽紀(3年・東海大菅生中)が粘ってクロスを上げ切り、結城篤弥(3年・調布FC)と金野が相次いで放ったシュートは、どちらもDFのブロックに遭うも好トライ。31分も久留米。山中龍斗(3年・JACPA東京FC)のパスから、岸慶人(3年・AZ'86東京青梅)がドリブルで2人を剥がし、中央を突破しに掛かるも3人目でストップ。34分も久留米。ボランチの金野が右に振り分け、結城のクロスに突っ込んだ伊藤はわずかに及ばず、国士舘のGK小松直登(3年・東京久留米FC U-15)にキャッチされましたが、サイドバックの高畠寛生(3年・練馬石神井中)と結城が縦関係になった右サイドを中心に、攻勢はホームチーム。
一方、「前にデカいポイントがあるので、そのこぼれを拾ってそこから、みたいにやっています」とキャプテンの長谷川翔(3年・FCトレーロス)も明かした国士舘は、最前線の長身フォワード田中壮太(3年・VERDY S.S. AJUNT)へボールを入れつつ、柳陽哉(3年・GA-FC)や濱部響乃介(3年・FCトリプレッタJY)がセカンドを拾いに掛かり、反攻を狙ったものの、なかなか流れの中からはチャンスに至らず。37分に丸山龍基(3年・AZ'86東京青梅)の突破で手にした左CKを長谷川が蹴り込むも、DFがきっちりクリア。38分は久留米。岸を起点に結城が右へ流し、高畠がクロスを上げるも、DFがわずかに触って大久保はシュートに持ち込めず。45+3分は国士舘。長谷川の右CKは、ニアの下田が確実にクリア。「国士さんの球際の部分だったり、局面をちょっとリスペクトし過ぎて、消極的だったなというのはあります」とは加藤監督。最初の45分間はスコアレスで終了しました。


後半も先にチャンスを掴んだのは久留米。49分に左から金野が入れたCKは、混戦の中からDFにクリアされるも、51分には高畠の仕掛けで右FKを獲得。スポットに立った金野が小さく出し、高畠の持ち出したドリブルはDFのカットに遭いましたが、やはりセットプレーから相手ゴールを窺います。
55分は国士舘。右サイドを縦に運んだ唐澤が中へ折り返し、ニアに飛び込んだ田中もシュートは打てず。59分も国士舘。左サイドバックの菊地駿斗(3年・三鷹F.A.)が短く付け、2人のマーカーを引きずりながら、強引に打ち切った田中のシュートは久留米のGK和田吉広(3年・練馬光が丘第四中)が丁寧にキャッチ。63分は久留米。金野の左CKを、ここも下田がファーで合わせるも、中央とは合わず。「シンプルな攻撃だけで仕留めようとしてしまっていた」とは加藤監督。スコアに変化は訪れません。
先にカードを切ったのは国士舘。64分にセンターバックで奮闘した永吉風太(3年・FC多摩)に替えて、福田竜之介(3年・FCトッカーノ)を中盤に投入し、最終ラインは右から村崎海斗(3年・世田谷砧中)、長島佑仁(3年・FCトリプレッタJY)、長谷川、菊地で組む4バックに。直後に国士舘は入ったばかりの福田、柳とボールが回り、唐澤のミドルは枠を越えましたが、ようやくスムーズな連携からフィニッシュまで。久留米も64分には岸と田中貴大(3年・中央スポーツアカデミー)を1人目の交替として入れ替え、田中貴大は左サイドハーフに入ると、右サイドハーフの結城がフォワードへ、左サイドハーフの大久保が右サイドハーフへ、それぞれスライドします。
66分は国士舘。丸山の左クロスが流れ、ルーズボールにいち早く反応した福田のダイレクトシュートは和田ががっちりキャッチ。67分は久留米。大久保の右クロスでCKを得ると、金野のキックは小松がパンチングで回避。69分は国士舘。菊地の左FKはゴール右へ。残された時間は20分あまり。
77分に伊藤のファーを狙ったシュートがゴール右へ外れると、双方が切り合う手札。78分は国士舘が2枚替え。柳と丸山を下げて、「少し流れを変えられる選手」(上野監督)の井上優太(3年・インテリオールFC)と沼澤太孔(3年・P.S.T.C.LONDRINA)をピッチへ送り込み、勝負の一手を。83分は久留米に2人目の交替。大久保と瀬尾龍太郎(3年・町田相原FC)を入れ替え、狙う先制弾と勝ち点3。
88分は国士舘。福田の縦パスを受け、素早く反転した沼澤のシュートは枠の右へ。89分は久留米に3人目の交替。結城と藤井隆矢(3年・Forza'02)をスイッチして、最後の勝負に。90+2分は国士舘。福田が時間を作ると、井上が右へ展開し、沼澤がクロスを上げ切るも、高橋が懸命にクリア。90+5分は国士舘に4人目の交替。田中に替えて、佐藤慶哉(3年・AZ'86東京青梅)を切り札投入。90+8分のラストチャンスは国士舘。沼澤が右サイドで粘り、クロスを入れるもシュートには至らず、程なくして聞こえたのはタイムアップの笛。「今日はウチも相手も大きなチャンスはなくて、せめて引き分けという感じでしたね」とは長谷川。両者が勝ち点1を分け合う結果となりました。


「全員で走って、全員で守って、全員で攻撃して、全員が相手より走り切れたかなって。前期は全然勝ち切れなくて、後期は切り替えてやらないといけないってみんなで話し合っていたので、それが良かったかなとも思っています」と最近の久留米の好調を説明したのは副キャプテンの高橋。「『自分たちが勝つために必要なことをやろう』と、コンセプトをもう一度整理して、そこから目の前の結果に一喜一憂しないようにしています」と加藤監督も話したように、少しずつ結果と内容をそれぞれ精査しながらのチーム作りが進んでいるようです。ここからの目標を問われた高橋は「天然芝のグラウンドを2つ踏むという目標があって、それは西が丘と駒沢の決勝で、そういう目標をチームで立てているので、そこに向けて頑張っています。残り少ないので、しっかり全員でやれることをやって、悔いのないようにやりたいなと思います」ときっぱり。新生・東久留米総合の今後にも要注目です。
「ちょっと消化不良でしたけど、この環境とこの日程を考えたら、これ以上責めるのはこの子たちもかわいそうかなと思うので、本当は勝ち点3が取れたら良いけど、負けなかっただけ良かったと思います」と上野監督も語った国士舘は、とりわけ後半から出場した3年生たちが躍動。「流れを変えられる選手がウチにもいたので、そこは良かったですね」と長谷川が話せば、「夏に頑張って伸びて来ていた子たちというか、あの中には先発から行っても良いかなと思う子もいるので」と指揮官も言及するなど、チーム力の底上げも確実に進んでいるようです。選手権1次予選、リーグ戦と確実に結果を手にし始めている状況を受け、「みんながもっと練習して、個々がうまくなれば行けると思うので、選手権は優勝を狙いたいですね」と言い切ったのは長谷川。巻き返しを狙う国士舘の逆襲は既にスタートが切られています。

         土屋

東京都社会人1部第12節 Criacao Shinjyuku×東京海上FC@東京海上日動多摩総合G

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残り4試合というタイミングで2位と3位が激突する注目の上位対決。Criacao Shinjyukuと東京海上FCの対峙は東京海上日動多摩総合グラウンドです。
リーグ戦7位に終わった昨シーズンを受け、関西学院大学の指揮官として大学4冠を獲得した経験を持つ成山一郎監督を招聘。チーム名も変更となり、関東2部リーグ昇格を明確な目標として掲げるCriacao Shinjyuku。迎えた今シーズンは第11節を消化した段階で、首位の南葛SCとは勝ち点差2の2位。「水曜日にフットサルコートで1時間やって、土曜日にミーティングを30分やって、2時間全面で練習をやって、ゲームという繰り返しなので、その中では僕の中では結構手応えのある方なんですよ」と成山監督も口にするチーム力で、まずは関東大会出場権確保をより手繰り寄せるべく、大事な90分間に臨みます。
リーグ3位で出場した関東大会では、難敵を相次いで倒して準優勝を手にしたものの、JFLからの降格チームがあったために、本来はなかったはずの入れ替え戦に敗れ、4年ぶりの関東復帰はお預けとなった昨シーズンの東京海上FC。とはいえ、「個では1番か2番ですね。関東リーグでも個では十分にやれる選手たちだと思います」と敵将の成山監督も認めたように、センターバックの望月大知(24・慶應義塾大)やボランチの多田八起(23・早稲田大)、前線の早坂賢太(29・同志社大)など、とりわけセンターラインには名の知れた顔触れも。こちらはCriacaoと勝ち点5差の3位に付けており、この直接対決を制して、ポイントディファレンスを縮めておきたい所です。会場の東京海上日動多摩総合グラウンドは、完全に帰ってきた真夏模様。楽しみな一戦は12時ジャストにキックオフされました。


先にセットプレーで相手ゴール前を脅かしたのはCriacao。2分に左から川井健吾(25・早稲田大)が蹴ったCKは、東京海上のGK石田貴俊(23・明治大)が大きくパンチング。逆に11分は東京海上。右サイドから蛭田来也(23・立教大)が投げたロングスローはDFが大きくクリア。お互いにセットプレーからチャンスを創り合います。
すると、スコアが動いたのもやはりセットプレーから。12分に東京海上が手にした右CK。レフティの堀田稜(24・早稲田大)が蹴り込んだキックがファーまで届くと、望月が撃ち下ろしたヘディングはゴールネットへ飛び込みます。ピッチ上にできた白い歓喜の輪。東京海上が1点のリードを手にしました。
ビハインドを負ったCriacaoの反撃は24分。キャプテンマークを巻いたセンターバックの金裕士(30・同志社大)が縦に入れたボールを、右サイドバックの恩田雄基(24・早稲田大)はダイレクトで裏へ。走った大野裕行(32・中大同好会)のループは枠の左へ外れたものの、流れの中からチャンスを生み出すと、26分には決定機。川井のクサビを岡本達也(31・ガイナーレ鳥取)が丁寧に落とし、インサイドに潜った恩田はここも巧みに裏へ。飛び出した石川大貴(22・早稲田大)のボレーは枠を逸れるも、「どこのチームもサイドバックに入れさせてプレスとか来るので、だったらわざわざそこにポジションを取る必要はないと思うし、違うことで相手を混乱させようとか、そういうのは本当に上手になっていきますね」と成山監督。恩田が絡んだ形で、続けて創ったフィニッシュの形。
29分はCriacao。右から川井が入れたCKに、中央で土田雄弘(35・国士舘大鶴川サッカー部)が合わせたヘディングはゴール左へ。32分もCriacao。岡本のポストプレーから大和田歩夢(23・中大体同連フースバル)は右へ流し、恩田のクロスはファーへ流れるもスムーズなアタックを。35分は東京海上。蛭田の右ロングスローから多田が繋ぎ、海野洋介(25・早稲田大)が狙ったミドルはクロスバーの上へ。両者が探り合う次の1点。
40分は東京海上に追加点機。堀田の右ショートコーナーを多田が戻し、堀田の右クロスに首藤豪(32・早稲田大)が枠へ収めたヘディングは、CriacaoのGK村下将梧(24・関西学院大)がファインセーブで回避。43分はCriacaoに同点機。川井のパスを受けた大野の反転シュートが枠内を襲うも、こちらは石田がファインセーブで応酬。45+1分は再びCriacao。大野を起点に山本有一(25・早稲田大)が左へ流し、岡本が叩いたシュートは石田がここもビッグセーブを披露し、恩田のシュートも枠外へ。45+4分は東京海上。早坂のダイレクトリターンから、田中健太(23・慶應義塾大)が打ったシュートは村下がキャッチ。終盤になって双方が手数を出し合った前半は、東京海上が1点のアドバンテージを持ってハーフタイムに入りました。


ハーフタイムに動いたのはリードしている東京海上。ボランチの海野に替えて、小松聖音(27・早稲田大)をそのままの位置に送り込み、攻守における中盤の強度向上に着手しましたが、後半のファーストチャンスは47分のCriacao。ペナルティエリア内で得た間接FK。石川が少しずらしたボールを、川井が叩いたシュートはカベにヒットしたものの、勢いを持って立ち上がると、紫の咆哮はすぐさま。
51分。左サイドでボールを持った岡本は、右足で丁寧にアーリークロスをファーまで。ここに飛び込んだ大和田のヘディングは、確実にゴールネットを揺らします。「スピードアップの所をみんなで合わせようというふうにやっています」と指揮官が語った攻撃の狙いを結実させるサイドハーフの一刺し。たちまちスコアは振り出しに引き戻されました。
やり合う両雄。54分は東京海上。右FKを田中が蹴り込み、望月が競り勝ったこぼれを川村光輝(27・立教大)がシュートまで持ち込むも、岡本が何とかクリア。57分はCriacaoのカウンター。縦に運んだ石川が右へ振り分け、大和田のリターンを直接狙ったミドルは枠の上へ。直後は東京海上のビッグチャンス。相手DFとGKの連係ミスを突き、間に潜った田中の狡猾なループは、しかしわずかにクロスバーの上へ。勝ち越し弾とは行きません。
58分にCriacaoベンチが下した決断は2枚替え。左サイドバックで奮闘した剣持雅俊(34・桐蔭学園)と大野を下げて、上村佳祐(23・青山学院大)と増田湧介(26・慶應義塾大)を投入する勝負の一手を。62分は東京海上。左サイドバックの三浦凌(24・立教大)が付けたパスは堀田を経由し、1人外した小松のシュートは金が頭で懸命にクリア。66分は東京海上に2人目の交替。首藤と竹尾友佑(慶應義塾大)をスイッチして、右サイドの推進力アップを。69分はCriacao。川井、岡本、大和田とパスが繋がり、こぼれに反応した石川のシュートは枠を越えるも、明らかに増加した3列目の攻撃参加。
73分は東京海上。田中と早坂が粘って残し、大野が放ったシュートは金がきっちりクリア。74分に東京海上が切った3枚目のカードは、早坂に替えて秋岡活哉(26・早稲田大)。76分は東京海上のサイドアタック。左を崩し切った堀田のクロスは、走り込んだ田中とわずかに合わず、天を仰ぐベンチとピッチ。77分はCriacao。右から川井が蹴ったFKに、うまく飛び込んだ増田のヘディングはゴール左へ。Criacaoも金島遼(22・早稲田大)、伊勢太一(24・立教大サッカー愛好会)と相次いで3枚目と4枚目のカードを切る選択を。残された時間は10分間とアディショナルタイム。
80分はCriacao。右へ開いた伊勢の折り返しから石川がシュートまで持ち込み、増田がプッシュするもオフサイドフラッグが。82分もCriacao。石川の展開を受け、左から岡本が上げたクロスに伊勢が突っ込むも、ボールにはわずかに届かず。東京海上は4人目の交替として、蛭田と小山大樹(早稲田大)を入れ替え、最後の勝負へ。83分はCriacao。伊勢がドリブルで持ち出し、岡本の枠内シュートは石田がキャッチ。84分もCriacao。左サイドからカットインした金島のシュートはゴール右へ。「決定的な形は結構多かったと思うので、その回数が多かったというのは、この暑さのこのゲームで対戦相手も強かった中で、かなり良かったかなと思います」と語った成山監督は、90分に岡本と江幡駿(26・中大体同連フースバル)もスイッチ。あとはゴールという果実を収穫するのみ。
90+1分はCriacao。入ったばかりの江幡が右へ付け、石川が打ち切ったミドルは枠の上へ。90+5分は東京海上。左サイドで獲得したFKを小松が蹴り込むと、突っ込んだ望月は体勢こそ良かったものの、DFともつれてシュートを打ち切れず。90+6分のラストチャンスはCriacao。金島が残したボールを石川が裏へ落とし、走った増田のループは好判断もクロスバーの上に外れ、しばらくして吹き鳴らされたファイナルホイッスル。「選手もレフェリーも本当に全員よく頑張ったなっていうのが率直な感想です」と成山監督も言及したように、両チームが死力を尽くした猛暑の消耗戦は痛み分け。共に勝ち点1ずつを積み重ねる結果となりました。


ハッキリ言って、レベル高かったです。個人的にも高校時代や大学時代に何度もプレーを見たことのある選手たちが両チームに複数在籍しており、懐かしい想いもありましたが、Criacaoの森岡隆三アドバイザーもそのレベルの高さに言及されていました。そのことを成山監督に尋ねると、さすがの答えが。「やっぱり社会人の人たちもこれだけ一生懸命サッカーをやる理由があって、『サッカーを通じて感動をみんなに与えたい』というのがここのクラブの理念なんですけど、それは凄く難しいことだと思うんです。ただ、本当に自分が全力で必死にやらないと、たぶん伝わらないと思いうんですよね。何かの本で読んだんですけど、ミツバチが自分の大好きなミツを花から吸って、また次のミツを探しに行くと。だけど、その時にはもう足に花粉が付いていて、勝手に受粉していて、自分の大好きなことを一生懸命やっている間にお花畑になっている、みたいな。自分が本当に全力でやって、振り返って後ろを見るとみんなが感動していたとか、そういうのを体感的にわかっている人たちが彼らなのかなというか。だから週末に、家庭があって、仕事の休みの貴重な2日間を使ってでも、これだけやる理由というのは、自分の成長とその先に『誰かの、何かのためになりたい』という崇高な想いを持っている人たちが社会人の中にもいるからで、もちろん相手の東京海上もそうですし、よそのチームもそうですし、『そういう人たちが日本にはいっぱいいるんだな』『日本って凄いな』と、社会人を通じて思う所はありますね」。社会人サッカー。やっぱりアツいですね!        土屋


インターハイ2回戦 昌平×青森山田 試合後の昌平・原田虹輝、関根浩平コメント

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上野運動公園競技場で行われた
インターハイ2回戦の
昌平高校×青森山田高校は
4-2で昌平高校が勝ちました。
以下、試合後の昌平・原田虹輝、関根浩平のコメントです。


(昌平・原田虹輝)
Q:こんな試合があるんですね。


A:ちょっと自分でもビックリです。相手は完全に自分たちより上で、チャレンジャー精神というのはみんなで話し合っていて、気持ちでは負けないということも話して、それが出し切れたので良かったと思います。


Q:とはいえ、あんな形で2失点したら、普通は心が折れるような気もするのですが。


A:こっちもチャンスは創れている中で決め切れなくて、相手は決め切れて、「こういう所が強いんだな」と思ったんですけど、1点取れてから流れが変わって、「自分たちもできるな」と思ったので、そこは自信を持って繋ぎにも関われましたし、チャンスもこっちの方が多くできていたので、「決める所を決めれば勝てるな」と思っていました。


Q:1失点目の三國(ケネディエブス)君に決められたゴールは「しょうがないな」という感じでした?


A:そうですね。もうみんな「切り替えろ」みたいな感じで、想定内だったので落ち着いていました。


Q:展開としては前半に1点返したのが大きかったですね。


A:アレは大きかったですね。1点取るだけで全然違いましたし、「あと1点行くぞ」「まず1点」という。「"あと2点"だと後半キツイかな」と思っていたので。


Q:2点目のスタートも原田君からでした。


A:確かフリーキックからで、「繋げ」って言われて。「蹴ってもキーパーが出てきてカウンター食らうから、繋ぎに掛かれ」って言われて、相手も対応ができていなかったので、そういう所は自分たちの得意な所でもあるし、相手の苦手な部分かなとも思っていたので、そこがマッチして良い所に出せたかなと思います。


Q:原田君が中盤でドリブルして突っかけたことで、相手の疲労を誘っていた感じもあったように見えました。


A:中盤は思っていた以上に空いていたので、距離感を縮めて細かく繋げば絶対できると思っていて、そこはみんな共通意識を持ってできたのが良かったと思います。ドリブルは自分の得意な所でもあるので、運ぶ所は意識しました。「当たられたら負けるな」と思っていたので、「とりあえずスペースへのスピードだったら行けるかな」と思って、そこで押し込むのが大事だったと思います。


Q:1人剥がしたら視界が開けるようなシーンも多かったですね。


A:それも意識していました。トラップした瞬間の周りの動きも最近は意識しています。


Q:途中からはだいぶ楽しくプレーできたんじゃないですか?


A:逆転してからは楽しかったですけど、最後の方はメチャメチャ怖かったですね。4点目を取ってちょっと安心しました。


Q:自分を出す所とチームのバランスを取る所の割合は、どう考えながらプレーしいていますか?


A:蹴り合いになった時とかは、1回自分がボールを落ち着かせないと、昌平の持ち味も出せないなと思ったので、そういう所は無理にでも繋ぎに掛かることも意識しています。


Q:ミドルは惜しかったですね。


A:「アレ入んないか」って(笑) ちょっと悔しかったです。「来た!」と思ったのに止められて、「ああ、マジか」って(笑) メチャメチャいいキーパーですね。


Q:ここからの戦いという意味ではどうですか?


A:目標はみんな日本一で、まだベスト16になっただけなので、次の一戦にすべてを懸けて戦いたいです。


(昌平・関根浩平)
Q:凄い勝ち方でしたね。


A:ちょっと2年前の東福岡戦を思い出したというか、序盤から自分たちのペースでできていて、ただ失点を食らってしまった感じで、全然やれない雰囲気はなくて、逆に「いつもで点取れるんじゃないか」ぐらいの雰囲気だったので、ちょっと「点は取られているけど2年前と似てるな」みたいに自分で思っていて、前半の内に1点返せたのが大きかったです。相手もプレッシャーは強いんですけど、自分たちのパスサッカーで相手を外すことはできていたので、「このまま行けるな」というのは自分でも思っていました。


Q:三國君のゴールは「しょうがないな」という感じでした?


A:そうですね。アレは誰が付いてもしょうがないと思うので。


Q:2失点してから気持ちが折れずに"昌平らしさ"を出したのは凄かったですね。


A:やっぱり入りはウチの方が良かったというのが大きかったと思います。入りで「オレたちのサッカーが通用するな」とわかったので、ビッグチャンスもありましたし、点は取られたんですけど、「取り返せる」とみんなが思ったはずなので、それは良かったと思います。


Q:こんな展開だと、さすがにちょっと興奮しましたか?


A:正直後ろは怖いというのがあって、2-1の時はまだ自分たちが打って出る感じで、1点取って2-2になった時とか、逆転した後は少し怖い気持ちはありましたけど、そこで受け身にならずに自分たちから盛り上げて、出て行けたのは良かったかなと思います。


Q:最後は三國君が上がってきた方が怖かったですか?


A:まあ大きい選手なんですけど、正直「行けるんじゃないかな」っていう。1人で勝てる訳ではないですけど、凄く喋れて連係も取れていたので、蹴ってきて自分がファーストで競って、うまく自由にやらせなければ大丈夫かなと思っていました。4点目が決まった時は凄く嬉しかったですし、「あとは絶対にオレたちが守ってやろう」と思っていました。


Q:キャプテンとしてこういう勝ち方を経験できたのは、個人としても大きいんじゃないですか?


A:そうですね。1年の時もこういう形でジャイアントキリングと言われたんですけど、その時の自分は出ていただけという感じだったので、自分がキャプテンとしてこういう勝ち方ができて、自分の学年というのも大きいと思うんですけど、中心となって自分たちより格上のチームを倒せたというのは凄く嬉しかったですね。


Q:やっぱり2年前の東福岡戦は思い出したんですね。


A:そうですね。2回戦というのもありましたし、みんなでそういうふうに言っていたのもありますし、昨日針谷(岳晃)君が来ていたというのもあって、ちょっと思い出したりもしましたね。


Q:シンプルに双方のレベルが凄く高くて、見ていても本当に面白かったんですけど、普段はなかなかこのレベルの相手と対戦する機会はないですよね。


A:逆に向こうのレベルが自分たちの質を引き上げてくれたというか、正直な話、県リーグの試合だったら勝てていないかなと。相手とこの雰囲気が自分たちにとっては力になったかなと思います。


Q:ここからの大会という意味では、どういう大会にしていきたいですか?


A:勝てたことは嬉しいんですけど、次に負けたら「なんだ、ハッタリか」と言われちゃいますし、明日の試合が凄く大事だと思っているので、ここから気を引き締めて明日の試合に向かいたいと思います。実力で勝ったということを証明するためにも、この後の試合が大事になってくるので、ここで満足せずに、目標は日本一ですから「次だ」ということをみんなにも伝えました。


以上です。


土屋

インターハイ2回戦 米子北×関東第一 試合後の関東第一・小野貴裕監督、田中大生コメント

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上野運動公園競技場で行われた
インターハイ2回戦の
米子北高校×関東第一高校は
1-2で関東第一高校が勝ちました。
以下、試合後の関東第一・小野貴裕監督、田中大生のコメントです。


(関東第一・小野貴裕監督)
Q:田中(大生)君は良かったですね。


A:大生はもうあんな感じです。最後に攻め込まれたらボランチを2枚にしようと思ったので、類家(暁)を下げて2枚にしたんですけど、最初の並びは大生の前に小関(陽星)と類家でした。前半もたぶん類家が2シャドー気味に斜めに抜け出たと思うんですけど、あれでディフェンスラインを2シャドーで下げて、池田(健太)の所にボールを入れたかったんです。池田はボールの収まりは割合頑張っていましたね。


Q:田中君はもう中盤で欠かせない選手ですね。


A:たぶん僕の理解ではチームでも一番良くなってきたと思うので、まだ表現力は足りないですけど、サッカーの上手な子だと思います。感覚の良い子なので、周りに上手い子を付けてあげると、もっと良くなるタイプですね。


Q:久々に出場した安原(宝)君が点を取ったのも大きかったんじゃないですか?


A:安原も急遽スタートにしたんです。もともとは貝瀬(敦)と池田の2トップだったんですけど、組み替える時に貝瀬はサイドハーフもあるので、後ろを4枚にした時に安原は1トップだけになっちゃうので、最初に安原で行っておいて、状況に合わせようと思っていました。ヤスのあの1点は絶対ある1点なんです。アレは大好きな形なので、キーパーが寝て、絶対浮かすだろうなと思っていて。あの形は持っているんです。


Q:大会自体のメンバー構成は少し意外でした。


A:今回も連れてこられなかったヤツらが3年生も含めていっぱいいるので、そいつらは僕の前で涙を流したんです。ウチはそんなに偉そうにしているチームじゃないから、出た大会、出た大会を全力でやって、それしかないなと思ったんです。だから、試合前も「とにかく今日はやれることをちゃんとやってくれ」って。実は僕は昨日も相手のスカウティングに行っていて練習も見なかったので、「あとはオマエらでやれ」ってコーチに任せました。正直、あまりこうやって言うのもアレですけど、「全国に来て何位になろう」とか「全国優勝しましょう」とか、というプランを持ってここには来ていないので、日々の所の中で戦って、都内でまず立ち位置を確立して、ちゃんと良い選手に来てもらってと。ただ、何となくですけど、都内でトーナメントをやる時に、「ウチに対しての苦手意識を大事なゲームで相手が持ち始めているかもしれないな」とは思うんですよ。それがないと代表決定の時に落ち着いて戦えないかなと。その手前で勝ちをこぼすのが一番怖いので、そこでは勝てるということではなくて、代表決定の所まで行けばどっしり構えられるんじゃないかなとは思っていて、そこには居続けないととは思いますよね。そういう意味では今日は勝たせてもらって、明日もう1回試合ができるのも大きくて、"全国"って試合をこなさないと"全国"ではないんですよ。日帰りみたいになっちゃうと意味がなくて。逆に選手権は都内で開催されますし、泊まりもさせていないので、ウチにとってはあまり全国っぽい雰囲気がないんです。だから、この時期じゃないと全国の空気を味わえないので、なるべく長い時間味わいたいなとは思いますよね。


(関東第一・田中大生)
Q:今日は個人としてのパフォーマンスも相当良かったんじゃないですか?


A:セカンドを拾うことは試合前からも言われていて、最近ボランチになってからは、結構走れるようになってきて、守備で貢献できればいいかなと思っていたので、そこはセカンドもしっかり拾えたんじゃないかなと思います。


Q:今日は小関君と類家君と中盤のトライアングルを構成していましたが、そこのバランスで一番意識していることはどういう所ですか?


A:なるべくその2人を下げないように、後ろで自分が全部拾うことで、その2人に前でプレーしてもらうことを意識していました。でも、今日は2人にも結構セカンドを拾ってもらったので、3人で協力してできたかなと思います。


Q:1失点はしたものの、あまりやられそうな感じのないゲームだったんじゃないですか?


A:そうですね。ディフェンスラインがしっかり跳ね返せていたので、自分たちはそれを拾うだけでした。


Q:今日のシステムは結構このチームでは珍しい形でしたね。


A:前にもこのフォーメーションでやっていて、そこで感覚は掴んでいたので大丈夫でした。


Q:以前はサイドバックで出ることが多かったですけど、もうすっかり中盤の選手ですね。


A:最初の方は動き方とかがまったくわからなくて、ボールもあまり受けられなかったんですけど、インターハイの予選ぐらいから少し落ち着いてプレーできるようになって、少し安定してきたかなと思います。「サイドバックの方がいいかな」と思った時期もありましたけど、慣れてくれば楽しくなってきました(笑)


Q:攻撃面への関わりはどう考えていますか?


A:最後の方は2ボランチになったので、1枚残してこぼれ球を自分が行くようにしました。


Q:2,3本はミドルも打っていましたね。


A:そうですね。決めたかったです(笑)


Q:1試合全国で戦ってみての手応えはどうですか?


A:やれなくはないなと感じました。もっと「自分たちのサッカーができないのかな」と思っていたんですけど、悪いゲームではなかったと思います。ここに来るまで、あまり東京では調子が上がらなかったんですけど、ここに来てみんなモチベーションも上がってきて、声も出せているので、継続してやっていきたいと思います。


以上です。


土屋

インターハイ2回戦 市立船橋×山梨学院 試合後の山梨学院・安部一雄監督、大石悠介コメント

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上野運動公園競技場で行われた
インターハイ2回戦の
市立船橋高校×山梨学院高校は
0-1で山梨学院高校が勝ちました。
以下、試合後の山梨学院・安部一雄監督、大石悠介のコメントです。


(山梨学院・安部一雄監督)
Q:センターバックの2枚は相当安定感がありましたね。


A:やっと安定してきましたね。だからヘディングも今日はほとんど行けていたし、非常に良かったと思っています。


Q:あれだけバリエーションの豊富な市船のアタッカー陣相手に、70分プラスアディショナルタイムを集中し続けるのは難しいですよね。


A:良くやってくれました。今日は市船さんの方が力があるから、あそこで休み(クーリングブレイク)を入れてくれると、そこでもう1回仕切り直しができたので。アレが逆の立場で、リズムが良い時にアレをやられちゃうとね。だから、向こうは嫌だったと思いますよ。イケイケの時にそういった形になるから。


Q:サイドで持たせて、上げさせるのはOKみたいな感じでしたか?


A:ダメ!(笑) 上げさせないようにはしていたんだけど、やっぱりやられるね。


Q:相手は2番と3番のサイドバックがポイントだったと思います。


A:もうあそこは来るのはわかっていたから、今日はあそこに中盤が行っちゃうと下がっちゃうから、「サイドバックが行けよ」と。「相手のサイドバックとのマッチアップだよ」と。そういう話はずっとしていて、それがある程度はきちっとできたかな。畑(大雅)は前に来るので、「とにかく縦を切れ」と。山土井(拓海)も遅い訳じゃないんだけど、「縦を切って中に行かせて、そこで挟み込め」というのは言ってましたね。


Q:市立船橋という名前も実績もあるチームが相手でしたが、勝てる手応えを持って臨んだゲームでしたか?


A:いや、そんなことないですよ(笑) こっちはもう150パーセントくらいの力を出さないと勝てないですよ。立ち上がりの向こうのビッグチャンスが入っちゃたら、ドドドと向こうが行ったね。でも、あそこを何とか凌げたことによって、ウチにとって良い流れになったかなって感じですね。


Q:守備が安定してきた手応えはありますか?


A:何とかね。だって、ウチが2番目に失点が多いんだもん、プリンスでは。だから、全員で守るという意識がどうしてもなかったかなと。後は連動とか、僕の伝え方も良くなかったのかもしれないけど、そこでズレが生じる部分が多かったですよね。


Q:市船を倒したことで、次戦以降の見られ方も変わってくるんじゃないですか?


A:どうですかねえ(笑)


Q:普段やってらっしゃることも当然おありだと思いますが、このゲームではその普段はどのくらい出せたのでしょうか?


A:さすがに後ろからビルドアップして、という部分で言えば、まだまだそこの精度が低いので、ある程度そこのリスクは今回消しました。ただ、「取ったボールをまず前に付けろ」と。「前に付けて出て行くんだぞ」ということはずっとやってきたので、プリンスでもヴェルディ戦はそれを実践できて5点取れてるし、そういう意味ではそこは出ましたね。あとは繋いだ時に、どこで受けて、どこで攻めてというのはまだまだ技術がないからね。今日なんか見ていても、最後のラストパスが通るか通らないかで、シュートまで行けるのかという部分が大きな所なんだけども、やっぱりああいうミスをしちゃうからね。


Q:試合が終わった瞬間は、そんなにベンチも爆発的に喜んでいる感じではなかったように見えましたが。


A:内心はスゲー喜んでますよ(笑) そりゃそうですよ。アレね、意外とあっけなく笛を吹いたんだよね。俺はもうちょっと審判が粘るかなと思って、(宮崎)純真が倒れていたから、「またそこでロスタイムを取られるかな」という気もあったんだけど、なんかあっけなくね。逆に良かったかもしれないですけどね。


Q:ただ、これだけの守備の強度もあって、市船のサイドバック対策も含めて、もちろん勝算もあって臨まれたゲームですよね?


A:もちろん。もちろん。もちろん。勝ちに行っていますよ。それは勝ちに行っています。守備の部分は良くやったと思います。前からね。純真も安田(正太郎)もそうだし、そのへんは本当によくみんな頑張ってくれたと思います。


(山梨学院・大石悠介)
Q:会心の勝利だったんじゃないですか?


A:相手が市船だったので、自分たちは「チャレンジャーで行こう」という感じで挑みました。空中戦とか対人とか球際とかが自分のストロングポイントなので、そこは全国でも負けない自信がありました。


Q:相手のいろいろなタイプのアタッカーに対応する中で、集中力を途切らせないのは大変でしたか?


A:プリンスで前半は2-0で勝っていて、後半で3点返されたりとか、守備がプリンスの前期は課題で、プリンスが終わってから、僕らは結構な"走り"をやったんですけど、そこを乗り切ったことも大きかったです。集中力だったり、気持ちを切らさないとか、走り切るとか、そういう面でしかウチは強いチームに勝てないので、「そういう面で勝とう」と言っていました。大会前には毎回走るので、県予選の前とか全国の前とか絶対走るんですけど、今回は距離が長くて(笑) でも、「みんなで走り切ろう」というふうになったのが大きいですよね。


Q:ある程度体力とか、やり切る力には自信を持っているんですよね?


A:はい。プリンスではやり切れなくて負けたりしていたので、今日の試合でだいぶ自信が付いたというか、これで明日に向けて勢いに乗れるかなと思います。


Q:後半のアディショナルタイムが8分と掲示された時はどう思いました?


A:キツかったんですけど、勝ちたい気持ちの方が強かったですね。もう全身が攣りそうでしたけど頑張りました。


Q:試合終了のホイッスルが鳴った瞬間はどうでしたか?


A:まだ優勝していないので、優勝が目標なので何とも言えないんですけど、人生で一番を争うくらいの嬉しさがありました。でも、まだまだ課題もたくさんあるので、やれていない分もチームとしてありますし。そこをもっと改善できたらいいなと思います。


Q:逆に課題というのはどういう所ですか?


A:やっぱり繋げる所を繋げないと、今日みたいに勢いだけじゃ今後は勝っていけないですし、苦しくなってくるので、カウンターの質も上げられたらいいなと思います。


Q:実際に市船に勝つ自信はどのくらいありました?


A:練習試合で2回勝っていて、「強いな」という想いはあったんですけど、勝てる自信はあったので、みんなで「勝てるぞ」という話はしていました。でも、後半は何もやらせてもらえなかったので、「純真行ってこい」みたいになっちゃいましたし、そこで純真1人に頼るんじゃなくて、チームで粘り強い守備を継続して、攻撃できるかという所が今後の課題なので、そこも改善できたらいいかなと思います。


Q:これで次から周囲の目も変わるかもしれないですけど、次戦以降についてはどうですか?


A:粘り強い守備を継続して、失点ゼロを意識して、攻撃の質ももっと高めて、強いチームになれるように頑張ります。


以上です。


土屋

インターハイ1回戦 神戸弘陵学園×國學院久我山 試合後の國學院久我山・清水恭孝監督、井上翔太、宮本稜大、高橋黎、福井寿俊コメント

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三重交通G スポーツの杜 鈴鹿(メイン)で行われた
インターハイ1回戦の
神戸弘陵学園高校×國學院久我山高校は
0-3で國學院久我山高校が勝ちました。
以下、試合後の國學院久我山・清水恭孝監督、井上翔太、宮本稜大、高橋黎、福井寿俊のコメントです。


(國學院久我山・清水恭孝監督)
良かったんじゃないですか。良くやってくれたと思います。まず1つは相手のディフェンスラインや中盤のラインの背中に侵入していったと思いますし、それは最近ずっとやっていたことなので、そこは良くやっていたんじゃないかなと。1点目の井上もたぶん中盤のラインを割って入ってのワンツーだと思いますし、あとはサイドバックの裏も、インサイドの人間もアウトサイドの人間も取っていたと思うので。


Q:井上君はミドルシュートを持っている感じなんですか?


A:絶対持っていないです(笑) ただ、あの1点目は大きかったと思います。


Q:宮本君の推進力は全国でもかなり通用しそうですね。


A:そうですね。ただ、本当は途中からにしようかと思ったんですよ。彼は出力が強過ぎるので、70分でも最後はヘロヘロでしたね。彼の出力は1試合持つタイプのストライカーではないと思うので、逆に言えば相手の足が止まった後の方がいいのかなとか、そういう戦い方もやらしていこうかなと思ったんですけど、ウチのエースなので、やっぱりスタートでと思いました。


Q:彼らは高校に入って初めての全国大会でしたが、そういう緊張感は感じられましたか?


A:1つは私もそうですし、彼らもそうですし、試合までの「早く大会が始まらないかな」というワクワク感みたいなのはあったんです。だから、緊張感よりもゲームに対するワクワク感があったかなと思います。全国は初めてなんですけど、やっぱり去年は全部決定戦での負けは経験していますし、西が丘や駒沢でもやらせてもらっているので、そういった意味ではその舞台に対して思い切って、というのは出ていたと思うので、それは良かった所ですよね。


Q:高橋君の所もターンからの攻撃はやっぱり良かったですね。


A:そうですね。中盤がああいうのをやってこないと、(渡辺)夏彦や名倉(巧)に比べると、オフェンス面はまだまだですけど、久我山的に言えばああいうのはやっていかないと、そこはこの2年間で僕自身もそうですし、チームも「久我山は久我山だ」と。もう1回"久我山の100パーセント"というのを意識してやってきたので、それが出ていたんじゃないかなと。全国に出た方が"らしさ"を出したんじゃないかと思います。


(國學院久我山・井上翔太)
Q:ゴールシーンは気持ち良かったでしょ?


A:いやあ、気持ち良かったですね(笑) 点を決めるのですら久しぶりで、この舞台で決められて最高でした。自分は1月ぐらいにヒザを手術して、ずっとプレーしていなくて。でも、その前も全然決めてなくて、新チームになっては初めてのゴールでした。


Q:完璧に抜け出しましたよね。


A:良い落としが来ました。凄く自分たちの形で、パスで崩して、シュートを打つだけだったので最高でした。


Q:清水監督は「アイツはシュート持ってない」って言ってましたけど?(笑)


A:そうなんですよね。自分はシュートがメチャクチャ下手で、いつも監督からも「オマエのシュートはない」みたいに言われていたので、やってやりました(笑) 応援してくれる人もいましたし、東京から何時間も掛けてバスで来てくれて、本当に力になりましたし、そのおかげだと思います。


Q:久我山ではサイドバックが重要ですよね。


A:ゲームメイクもサイドバックはしないといけないし、あとはオーバーラップで攻撃参加して、ウイングをうまく使ったりしますね。自分もオーバーラップが得意なので。


Q:もともとは前目のポジションでしたよね?


A:自分が2年だった頃のチームでは、インターハイの東京予選でもウイングをやっていたんですけど、全然ダメだったんです(笑) シュートが下手だし、ドリブルも上手くなくて全然抜けないし、ウイングとしては最悪でした(笑) でも、中学ではサイドバックもやっていたので。


Q:今日のシュートは良かったですけどね。


A:まあ"奇跡的"にです(笑)


Q:しっかり3-0で勝てたことに関してはいかがですか?


A:自分たちも自信になりましたし、本当に自分たちがどれだけやれるか楽しみにしてきたので、今日は3-0で勝てて最高でした。


Q:井上君にとってインターハイというのはどういう舞台でしょうか?


A:1,2年生と全然ダメで、予選で負けちゃって、ようやく3年で出られた舞台で、本当に最後の舞台ですし、自分としても強い気持ちがあるので、明日も勝って優勝したいです。


(國學院久我山・宮本稜大)
Q:個人としてもチームとしても、良いスタートが切れたんじゃないですか?


A:一応切れたとは思うんですけど、個人もチームも後半はあまり良くなかったので、前半の流れを星稜戦に繋げていきたいです。


Q:前半はどういう所が良かったですか?


A:久我山自体がボールを持ってずっとサッカーしていたので、神戸弘陵にリズムを掴ませないで、自分たちのリズムで攻撃して、なおかつ点もしっかり取れたことが良かったかなと思います。逆に後半は点が取れなかったので、相手にも押されてしまいました。


Q:ゴールは宮本君らしかったですね。


A:まあ、そうですね(笑) あそこは(戸坂)隼人に出してもらっただけで、そのボールに走った形で、最近全然ゴールを決めていなかったんですけど、決められて良かったです。


Q:個人では後半のチャンスを決めていれば、ハットトリックもできたゲームでしたね。


A:そうですね。あそこで決めていれば、自分の点どうこうというより、チームがメチャクチャ楽になっていたので、押されている展開の中で1点持って来れるフォワードになりたいなと思います。それこそ決定戦でハットトリックをしてから全然良いプレーができていなくて、スタメンも外れたりして、ちょっと自分でも迷う時期があったんですけど、大会前最後の紅白戦で監督に呼ばれて、「オマエらしくない」って言われたんです。「オマエらしいプレーを期待しているのに、それができなかったらオマエを出す意味がない」と結構喝を入れられて、それでこのインターハイに乗り込む時には、「自分らしいプレーをしよう」と思っていました。


Q:その紅白戦が良かったんですか?


A:その紅白戦がダメで監督に呼ばれたんです(笑) 今日の試合に出してくれた監督には感謝したいです。


Q:ようやく辿り着いた全国大会はどうでしたか?


A:凄く楽しかったです。自分もそうですけど、チーム全体として全国大会を凄く楽しみにしていて、一昨日こっちに入ってきたんですけど、昨日の夜とか「早く試合やりたい!」という雰囲気だったので、その雰囲気をチーム全体で出せたことが、今日の勝利に繋がったかなと思います。久我山としては何回も出ていますけど、自分たちは初めての全国大会なので、「チャレンジャーとして恐れないでやろう」という話は監督としていましたし、それが出せたからこういう結果になったと思っています。個人としては、この舞台でも自分が"勝たせられる選手"になりたいですし、苦しい時に自分が点を取って、チームを楽にさせたい気持ちが強いです。


(國學院久我山・高橋黎)
Q:井上君のあのシュートはどうでした?


A:正直「マジか!」と思いました(笑) 「良いシュート打つじゃん!」って(笑) 「アイツ持ってるな」と思いました。


Q:実際にずっと出たくて、出られなかった全国大会だったと思いますが、実際にやってみて普段と違いました?


A:最初は会場の雰囲気とかに圧倒されて、緊張しちゃったんですけど、翔太が1点取ってくれて、そこから自分も緊張がどんどんほぐれて、いつものプレーができたので、プレーしている時はあまりいつもと変わらなかったです。


Q:チーム自体の雰囲気はどうでした?


A:アップの時からみんな盛り上げていて、「今回の雰囲気はいいんじゃないかな」と思っていたので、みんな笑ってましたしね。あとは真ん中の福井(寿俊)と大窟(陽平)は2年と1年なんですけど、アイツらが今日はメッチャボールを引き出してくれて、オレもやりやすくて、「自分が触らなくてもアイツら2人だけでも何とかできるな」と思いました。大窟はターンが上手いし、福井はボール捌きが上手いので、「アイツらにオレが自由にやらせてあげるという感じで行こうかな」と思っていました。


Q:個人の守備面はどうでした?


A:自分はどっちかと言うとボールを奪うというより、インターセプトで取っちゃう方が得意なので、今日はそれも何回か出せましたし、自分のプレーは出せたかなと思います。


Q:しかし、あんなに前半がうまく行くと思ってました?


A:いや、思っていませんでした(笑) 井上が決めて、宮本がすぐに2点目を決めたじゃないですか。アレは大きかったですし、福井も全然ゴールを決めるキャラじゃないんですけど、この頃は前を向いてシュートを打つようになってきて、オフェンシブっぽくなってきたので、アイツはこの頃伸びてます(笑)


Q:そうすると初めての全国は楽しかったみたいですね。


A:楽しかったです。自分たちがボールを持てる時間もあったので、神戸弘陵も結構ボールを大事にするじゃないですか。だから、結構真ん中でも持たれたりしたんですけど、自分たちも負けたくない気持ちがあったので、全国でどれくらい自分たちがボールを持てるかというのも楽しみでしたし、自分たちの時間も多かったので楽しかったです。


(國學院久我山・福井寿俊)
Q:全国の舞台はどうでしたか?


A:高校では初めてだったんですけど、少し緊張しました。でも、前半は意外と自分の所が空いていたので、あそこでボールを受けたら結構チャンスになったと思います。


Q:前半は久我山らしさがかなり出ましたね。


A:そうですね。テンポ良くボールは回っていたんですけど、ロングボールもあって、それも良かったですね。相手が4-4-2なので、中盤の1枚が空くことはわかっていて、そこに良い感じでボールを入れられたことで、うまく回ったのかなと思います。


Q:ゴールシーンはどうでした?


A:いつも「思い切り振れ」と言われているので、とりあえず思い切り振ったら、良い感じに相手の股の下を抜けて、良い感じにニアを抜けたので、「入っちゃった!」って感じでした(笑) あまりゴールは取ったことがないので、結構嬉しかったです。公式戦でも全然取ったことがなかったんですけど、最近は自分でもよくゴールを意識していて、1回どこかの試合で点を取った所から、だんだん手応えが出てきました。


Q:高橋先輩も「最近アイツの攻撃がいいんです」と話してましたよ(笑)


A:いや、黎くんが支えてくれているので、後ろを気にしないで前に出て行けますし、そこは本当に助かっています。1年の大窟も上手いですし、黎くんが後ろでバランスを取ってくれているので、自分は本当にやりやすいです。


Q:ゲーム全体は楽しめました?


A:楽しいです!応援も東京を夜に出て来てくれたので、凄く大変な中であんな応援をされると、凄くテンションも上がってしまって(笑)、楽しかったです。


Q:次のゲームに向けてはどうですか?


A:やっぱり1つ1つ勝っていかないといけないですし、目の前の1試合が大事だと思うので、チーム一丸となって星稜相手にも頑張っていきたいと思います。


以上です。


土屋


T1リーグ2018第9節 東京武蔵野シティFC U-18×関東第一@横河電機G

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DSC_1109.JPG勝ち点10の7位と勝ち点8の9位が、ここからの浮上を期して激突するサタデーナイトマッチ。東京武蔵野シティFC U-18と関東第一の一戦は横河電機グラウンドです。
クラブユース選手権の関東予選は浦和ユースと好ゲームを演じながら、0-1で惜敗を喫すると、続く東京ヴェルディユースには完敗を突き付けられ、夏の全国には一歩届かなかった東京武蔵野シティFC U-18。「クラブユースで一区切り付いた時に、3-4-3の一辺倒じゃない所で、夏場も含めて自分たちでゲームを意図的に停滞させる意味で、4-4-2を採り入れたりしてきた」とは杉浦史浩監督。再開後のT1では国士舘に1-1で引き分け、帝京に3-1と勝利を収めて、勝ち点4をきっちり上積み。「今年はプリンス昇格を目標にしているので、ここから負けなしで行くという所はチーム全体で意識している所」とキャプテンの小川開世(3年・横河武蔵野FC JY)が話したように、負けられない90分間に向かいます。
新チーム初のトーナメントとなる関東大会予選で連覇を達成すると、迎えたインターハイ予選でも成立学園、東京朝鮮を相次いで下して、4年連続となる全国切符を掴み取り、さらに決勝でも國學院久我山に3-2で競り勝って、都内のトーナメントは7大会連続で頂点に立ちつつ、連勝も29まで伸ばしてきた関東第一。8月上旬に開幕するインターハイの本大会に向けて、「今まで最高がベスト4なので、それは越えたいですし、あとは3年連続で市船に負けているので、次は絶対に負けられないです」と意気込むのはキャプテンマークを託された関口聖人(3年・フレンドリー)。リーグ戦では都立東久留米総合戦、駒澤大学高戦とスコアレスドローが続いているだけに、きっちり白星を引き寄せたいゲームへ臨みます。会場の横河電機グラウンドは、気温こそ下がったものの高い湿気は変わらず。楽しみなナイトゲームは19時ジャストにキックオフされました。


ファーストチャンスは5分の武蔵野。右からレフティの藤岡聡志(3年・横河武蔵野FC JY)が蹴ったCKへ、ファーに突っ込んだ高橋理人(3年・横河武蔵野FC JY)はわずかに届かなかったものの、まずはセットプレーから惜しいシーンを。11分は関東第一にチャンス。鹿又翼(1年・東急SレイエスFC)がシンプルに付けたパスから、ドリブルで中へ切れ込んだ佐藤誠也(2年・VIVAIO船橋)のシュートはDFに当たって枠の左へ逸れ、10番を背負う小関陽星(3年・町田JFC)が入れたCKを、貝瀬敦(2年・田口FA)はシュートまで持ち込めませんでしたが、お互いに相手ゴール前を窺います。
ただ、徐々にピッチ上で表出してきたのは武蔵野の「両ウイングバックを裏に走らせたいという狙い」(高橋)。「相手は最初からあまり掛けてこなかったので、シャドーの所を1人落として、枚数を増やして繋ぐということを意識してやっていました」と小川も話したボール保持をベースに、右から長澤シバタファリ(2年・東京武蔵野シティFC U-15)、牧野晋作(3年・三鷹F.A.)、島田陸大(3年・横河武蔵野FC JY)で組んだ3バックは、対角のサイドチェンジを頻発させ、とりわけ島田のフィードから右ウイングバックの大場小次郎(3年・横河武蔵野FC JY)が走る形は何度も。15分には長澤のサイドチェンジを、走った左ウイングバックの藤岡はダイレクトで折り返し、ここは関東第一のGK出口貴也(2年・葛飾青葉中)にキャッチされましたが、ハイサイドを取り始めた武蔵野が引き寄せるゲームリズム。
19分は武蔵野。右サイドに開いた小川がクロスを放り込み、こぼれに反応したボランチの山登一弥(3年・FC東京U-15むさし)が放ったミドルは、ゴール右へ外れたものの好トライ。24分も武蔵野。左サイドで得たFKを寺本剛瑠(3年・横河武蔵野FC JY)が蹴り込むと、走り込んだ島田がフリーで当てたヘディングは枠の右へ外れ、思わずピッチ内外で数人が頭を抱えるも、続く攻勢。漂うゴールの香り。
スーペルゴラッソはナンバーセブン。26分に「ああいうのが仕事って言えば仕事なので」と笑う高橋が、相手センターバックとの競り合いで獲得したFK。中央やや左、ゴールまで約25mの位置でスポットに立ったのは藤岡。「自分はどっちかと言うと中村俊輔みたいに巻くのが得意なんですけど、『遠い距離から無回転も狙えるようにしたいな』と思って練習していて、ファウルをもらった瞬間から『絶対蹴ってやろう』と思っていた」レフティが左足を振るうと、完璧なまでの無回転で運ばれたボールは、左スミのゴールネットへ突き刺さります。「あれはもう素晴らしいとしか言いようがないですね。驚きました(笑)」と小川が話せば、高橋は「『あそこでファウルもらったオレのおかげっしょ!』みたいな感じで駆け寄りました」と大きな笑顔。「マジで気持ち良かったです。無回転で決めたのは初めてで、自分のできることが増えた日になりました」という藤岡の直接FKで、武蔵野が均衡を破りました。
さて、センターバックの左右を変えつつ、攻守のバランスを整えながらも、ビハインドを追い掛ける展開となった関東第一は、関口、菅原涼太(1年・SCH)、田中大生(2年・横浜FC JY)が後ろでボールを動かすものの、縦へのスイッチを入れるタイミングがマッチせず。39分に左から小関が蹴ったCKも、ストーンの高橋がきっちりクリア。41分には佐藤が貝瀬とのワンツーから右ハイサイドへ侵入し、マイナスに折り返すもDFがクリア。早くもその直後には屋敷蒼(3年・三菱養和調布JY)と長野真大(3年・VIVAIO船橋)を入れ替え、形も少し変更しましたが、前半はそのまま終了。武蔵野が1点をリードしてハーフタイムに入りました。


後半はスタートから武蔵野が1人目の交替として西郷瑛(2年・東京武蔵野シティFC U-15)を投入しましたが、いきなりのビッグチャンスは47分の関東第一。右サイドアタックから貝瀬、横山慎也(2年・ブリオベッカ浦安JY)、小関と細かくボールが回り、佐藤のシュートは右スミを捉えるも、ここは武蔵野のGK渥美拓也(3年・横河武蔵野FC JY)がファインセーブで回避。直後の右CKを佐藤が放り込み、関口のヘディングはDFに当たってゴール左へ外れたものの、関東第一が明らかに踏み込んだ攻撃のアクセル。
54分は関東第一に2人目の交替。加藤陽介(3年・VIVAIO船橋)に替えて、類家暁(1年・東京ベイFC U-15)がピッチへ。56分には長野のパスから、小関が左へ流れながら打ち切ったシュートは渥美がキャッチ。直後の57分は決定的なシーン。佐藤が右サイドへ振り分け、貝瀬のクロスはピンポイントで類家に届くも、少し力んだのかダイレクトボレーはヒットせず、渥美が素早くキャッチ。「しっかり自分たちの流れじゃない所もしっかり認知して、実行するのもサッカーの局面の1つだと思う」とは杉浦監督。問われる武蔵野のゲームコントロール。
60分は武蔵野に2人目の交替。寺本を下げて、長身フォワードの花村勇太朗(3年・VERDY S.S.AJUNT)を送り込み、前線へさらなるパワーを。62分は関東第一に3人目の交替。貝瀬と宮林庸太(3年・FCトリプレッタJY)をスイッチして、中盤にフィルターを掛けつつ、攻撃に掛かる枚数とパワーの担保に着手。64分は武蔵野。相手のゴールキックを小川が頭で絶妙の位置へ跳ね返し、西川陸斗(3年・Forza'02)が抜け出し掛けるも、主審はハンドのジャッジ。66分は絶好の追加点機。大場が右へスルーパスを通すと、抜け出した高橋は「キーパーが出てきたので、ディフェンダーも届かないかなと思って」ループを選択。キーパーを抜いたボールはゴール方向へ弾み込むも、ここはライン上でDFがスーパークリア。「ああやってワンチャンスを決め切る所が課題ですね」とは9番のストライカー。点差を広げられません。
72分は関東第一。佐藤の左CKはDFが丁寧にクリア。直後は関東第一に4人目の交替。佐藤に替えて、古宇田旭(3年・横浜F・マリノスJY追浜)をピッチに解き放ち、最後の勝負へ。73分も関東第一。ルーズボールを回収した鹿又のミドルはゴール左へ逸れるも、1年生が果敢なチャレンジ。76分は武蔵野。藤岡の左FKから、小川のヘディングは出口がキャッチ。「後半は持たれる時間が多かったんですけど、『閉める所を閉めて守ればいいんでしょ』という所は、この1ヶ月間で構築できたのかなという印象はあります」と杉浦監督。点差は1点のままで、ゲームは残り10分間とアディショナルタイムへ。
武蔵野に訪れた再びの追加点機は82分。小川が入れた左CKはファーまで届き、花村が叩いたヘディングは右のゴールポストを直撃するも、デザインされたセットプレーを。85分も武蔵野のCK。ここも小川が左から蹴り入れ、ここもファーで合わせた花村のヘディングは出口ががっちりキャッチ。87分には関東第一も宮林がミドルを狙うも、渥美が確実にキャッチ。アディショナルの掲示は3分。180秒の攻防。勝ち点を巡るガチバトルもまさに最終盤。
そして、追加された3分では双方にシュートは生まれず。90+3分に原川昂大(2年・東京武蔵野シティFC U-15)と筑井諄(3年・横河武蔵野FC JY)を相次いで交替で投入し、ゲームクローズに着手した杉浦監督も「大人な対応を彼らはしてくれていると思うので、欲を言えば『自分たちがボールを持って、崩して』とやりたいですけど、『やれないんだからしょうがない』という所で行くと、それをしっかり理解してくれているのかなと思います」とチームに一定以上の評価を。「去年とか今までの僕たちって終盤でやられてたりしたので、1-0とかで最後まで守り切って勝つという試合は今シーズン増えてきている中で、こういう勝ち方ができるようになったのは大きいと思います」と藤岡も胸を張った武蔵野が勝ち点3を奪い取る結果となりました。


「みんなここのサッカーが好きなんです。ジュニアユースの頃から何百人もセレクションを受けて入ったチームで、そのジュニアユースの3年間もサッカーも充実していたので、僕たちの代は結構多く上がったんですけど、『ユースでもやりたいな』という気持ちはたぶんみんな強かったと思います」(小川)「ジュニアからユースにいるのは僕を含めて4人なんですけど、本当にジュニアユースやユースから入ってきたヤツらも関係なしにみんなスゲー仲良くて、今こうやってみんなとできていて本当に楽しいし、僕たちの中には勉強も頑張る人がいて大変だと思うんですけど、最後までみんなでサッカーして、みんなで卒業したいなと思っています」(藤岡)。もうこのメンバーでサッカーをできる日々は半年余り。「やっぱり彼らのチームへの想いは凄く強いと思います。だからこそ大人たちも、結果を伴わせたいというのは凄くありますから」と杉浦監督。それぞれの集大成へ。武蔵野が挑む最後のチャレンジは、いよいよ第4コーナーへ差し掛かっていきます。        土屋