[福岡]MF三門雄大が確立した“ミカド的トップ下”。その背景にあったのは二人の言葉

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 第34節の岐阜戦では[4-2-3-1]の、第35節の山口戦では[3-5-2]の“トップ下”に入ったMF三門雄大。待ち構えるのではなく、前からどんどんしかけるアグレッシブな守備のキーマンとして働いた。

 本人が「みんなが思い描くスタイルとは違うと思う」と言うとおり、トップ下にはパサーやセカンドストライカーとしての能力が売り物の選手が務める、というイメージがある。実際、J2に限らずJ1においても、そうした選手が入るのが普通の“トップ下”の中で、守備能力を前面に押し出す三門の存在は特異と言える。

 良い守備から良い攻撃が生まれるという考えをベースとするチームであることを考えれば、三門のトップ下起用は理解できる。ただ、三門自身も異質と認める“ミカド的トップ下”のスタイル確立には、二人の選手が大きく関係していると言う。

「マリノスにいるときにトップ下でプレーする機会があったが、自分としても『オレはトップ下というタイプの選手じゃないのになあ』と不安を持ちながらプレーしていた。そこで(齋藤)学が『ミカさん(三門)がそこにいてくれることで自分はとてもプレーしやすかった』と言ってくれ、シュンさん(中村俊輔/現・磐田)が『オレが今まで思っていたトップ下像とは異なるスタイルを見せてもらったよ』と話してくれたことで、独自のトップ下スタイルに自信を持てるようになった」

 そんな経緯があって、「ガツガツとボールを奪いに行って、奪ったらそのままの勢いで攻撃に出るのが自らのスタイル」と言い切れるようになった“トップ下・三門”。そのプレーは、チーム2連勝の原動力となり、これからの死闘においても大きな武器になるはずだ。

文:島田 徹(エルゴラッソ福岡担当)

[福岡]「いまを楽しむこと」。6戦未勝利の中、指揮官と主将が口にする共通ワード

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 6戦未勝利という苦しい状況の中で迎える今節・岐阜戦を前に、指揮官と主将の口から共通ワードが出てきた。それは「楽しむこと」。

 三門雄大の場合は、「自分たちがやっていて楽しい、見ている人がドキドキワクワクするようなプレーを見せることが必要」との言葉どおり、主にいまのチームの課題でもある攻撃面(ここ6試合での得点は4にとどまっている)の改善にはアイディアと遊び心の創出が大事で、そのために選手が「プレーを楽しむべきだ」との考え。

 井原正巳監督が言う「楽しむ」とは、戦いに臨む上での心の持ちようについてのもので、「確かに苦しい状況ではあるが、このシーズン終盤になってもヒリヒリとするような緊張感の中でリーグ戦を戦えることを喜びに感じて、1試合1試合を楽しむくらいの気持ちでいたい」と、良くない状況だからこそ物事をポジティブに捉えるべきだとの考えが、そこにはある。

 もちろん、いまの状況でエンジョイすることがどんなに難しいことかは井原監督も三門も十分に承知していること。でも、その困難なことをやってのけなければ、目標の達成や歓喜を手に届かないことも分かっているからこそ、あえて楽しむことをテーマに掲げるのだと思う。

 そうだ、“今”を楽しもう!

写真:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)

[Jリーグ・J2 2017] 名古屋グランパス vs アビスパ福岡

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2017年08月20日に行なわれた日本プロサッカーリーグ2部「2017 明治安田生命J2リーグ(MEIJI YASUDA J2 LEAGUE)」第29節、名古屋グランパス対アビスパ福岡の […]

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[福岡]今季初ゴールの三門雄大。“逆再生”で分かる仲間への信頼と自らの理想像

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 前節、第14節の湘南戦。劣勢の中、前半ロスタイムのジウシーニョの得点で引き寄せた流れを完全に自分たちのものとしたのは、三門雄大のゴールだった。

 58分、ジウシーニョの右からのパスをペナルティーエリア手前で受けた三門はワントラップのあと、迷うことなく右足を振り抜く。この場面を起点に、三門の頭の中を逆再生するとこうなる。

→→→「あの時間帯に追加点を取れればゲームを優位に進められると思っていた」

→→→「あのエリアで受けたら打とうと決めていた」

→→→「ゴールを奪える予感がしていたから」

→→→「(第12節の)松本戦あたりからペナ(ルティーエリア)の外や中にまで自分が侵入できる場面が増えていたから、そろそろゴールできるかな、と」

→→→「自分が前に出ていけたのは陣形がコンパクトになっていたからでもあるが、自分の気持ちに変化があったから」

→→→「最終ラインの前のスペースをケアすることではなく、攻撃に関与することのほうがいまのチームのためになるのではないかという考えに変わっていた」

→→→「後ろはケイスケ(岩下)やサネ(實藤)や堤に任せればいいし、功治さん(山瀬)も『カバーは任せろ』と言ってくれた」

→→→「そもそも僕は点を取れるボランチになりたいと思っていた」

 三門の今季初ゴールを逆再生して分かったこと。それは仲間への信頼感と自らの理想像が始まりだったということだった。

[Jリーグ・J2 2017] 湘南ベルマーレ vs アビスパ福岡

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2017年05月17日に行なわれた日本プロサッカーリーグ2部「2017 明治安田生命J2リーグ(MEIJI YASUDA J2 LEAGUE)」第14節、湘南ベルマーレ対アビスパ福岡のY […]

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[福岡]横浜FMから福岡に移籍した三門雄大。井原正巳監督はその経験値に期待

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 横浜FMから福岡に加入した三門雄大が新天地での意欲を語った。
 23日に完全移籍での加入が発表され、26日から福岡に合流している三門。チーム合流から3日が経ったが、「(13年まで所属していた)新潟と雰囲気が似ている。上の選手とも和気あいあいと練習中もロッカールームでも話しているし、若い選手もリスペクトしながら話を聞いてくれる」と好印象を持った様子だった。
 J1で最下位(1stステージ終了時点)のチームにシーズン途中での加入ということもあり、周囲の期待値は高い。井原正巳監督も「経験が豊富だし、J1でも多くの試合を経験している。残留争いも新潟で多く経験しているし、チームをどんどん引っ張って、その経験を生かして、リーダーシップもとってほしい」と話している。
 当の三門は「自分が入ることで劇的に変わる可能性もあれば、何も変わらない可能性もあるけど、ピッチ上の11人で何かを変えていければいい」と個人よりもチームで向上していく重要性を強く訴えていた。まずは7月2日の浦和戦(J1・2ndステージ第1節)でのデビューを目指す。

[横浜FM]離脱者続出の横浜FM。それでも「まだバカンスではない」(エリク・モンバエルツ監督)

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 最終節(明治安田J1・2nd第17節・松本戦)を目前にして、横浜FMに離脱者が続出している。

 MF兵藤慎剛は左太もも前肉離れの疑いで別メニュー調整を余儀なくされ、MF三門雄大は体調不良で自宅療養となった。MF藤本淳吾とDF小林祐三も体調不良のため室内調整に努め、FWアデミウソンは先週負傷した左ひざを再び痛めて練習を途中で切り上げた。主力クラスの選手が続々と離脱する状況にエリク・モンバエルツ監督は「たくさんの選手がいません」と苦笑い。試合2日前の時点で紅白戦を実施できないほどの“野戦病院”となってしまったが、指揮官は「まだバカンスではない」とあくまで松本戦での勝利を目指している。

 勝てば年間5位と2ndステージ3位になる可能性があり「選手には常に高いパフォーマンスを求めている」と指揮官。タイトル獲得の可能性が消えても、フランス人指揮官の目は死んでいない。

[横浜FM]プロ4年目の熊谷アンドリューが決意を語る

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 横浜FMのMF熊谷アンドリューが7日の明治安田J1・2nd第16節・鹿島戦で先発濃厚だ。MF喜田拓也がU-22日本代表候補合宿で左足首を負傷し、長期離脱が決まった。それを受けて熊谷はMF三門雄大とダブルボランチを組むことになる。

 期するものがある。リーグ戦では今季2度目の先発になるが、最初の先発となった2nd第2節・柏戦(0●1)では前半45分のみプレーし、ハーフタイムに交代を命じられた。試合後は「これが今の自分の力ということ」と肩を落とした。

 今季はユース出身の後輩である喜田がレギュラーポジションを獲得。後輩の活躍を間近で見ることになり「一番悔しいのはオレ」と唇を噛んだ。したがって鹿島戦は正念場になる。「チャンスは何度もあるわけではない。自分にしかできないプレーをする」。シーズン終盤に訪れたチャンスをモノにするために、熊谷はピッチに立つ。