[プリンスリーグ中国]昇格組・鳥取U-18が昨年王者を下して開幕2連勝飾る:第2節

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 14日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2018中国の第2節が行われた。作陽高(岡山)とガイナーレ鳥取U-18(鳥取)が開幕2連勝を飾った。

 作陽は昇格組の高川学園高(山口)と対戦。MF西山拓実(3年)の2ゴールにより2-0で完封勝利をおさめた。また、今季昇格した鳥取U-18は、トップチームに2種登録されたMF東條敦輝(3年)が2ゴールを挙げ、昨年王者の広島皆実高(広島)を2-1で下した。

 また、岡山学芸館高(岡山)と瀬戸内高(広島)、玉野光南高(岡山)の3チームが今季初勝利。岡山学芸館はサンフレッチェ広島ユースセカンド(広島)と戦い、前半にFW永田一真(3年)とMF山田龍之介(2年)がそれぞれ2ゴールを記録し、5-0で快勝。瀬戸内はDF大西健太(3年)の1点を守り抜いてファジアーノ岡山U-18(岡山)に競り勝ち、玉野光南は2-1で立正大淞南高(島根)に勝利している。

第2節
4月14日(土)
[チュウブYAJINスタジアム]
鳥取U-18 2-1 広島皆実高
[鳥]東條敦輝2(42分、79分)
[広]堤太一(46分)


[政田サッカー場]
岡山U-18 0-1 瀬戸内高
[瀬]大西健太(30分)

[岡山学芸館高瀬戸内グラウンド]
岡山学芸館高 5-0 広島ユースセカンド
[岡]永田一真2(3分、38分)、山田龍之介2(26分、42分)、大山宣明(55分)

玉野光南高 2-1 立正大淞南高
[玉]寺尾海星(19分)、花岡昇洋(79分)
[立]矢野佑介(87分)


[高川学園サッカー場]
高川学園高 0-2 作陽高
[作]西山拓実2(9分、26分)

第3節
4月21日(土)
[広島皆実高サッカー場]
広島皆実高 11:00 岡山U-18
瀬戸内高 13:30 岡山学芸館高

[吉田サッカー公園]
広島ユースセカンド 13:30 高川学園高

[政田サッカー場]
玉野光南高 13:30 鳥取U-18

[松江総合運動公園補助競技場]
立正大淞南高 11:00 作陽高

※日程は3月発表、変更の可能性あり

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大宮FW大前元紀、今季4点目も勝利に結びつかず「もう1点2点取っていれば」

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FW大前元紀が先制点となる今季4点目
[4.14 J2第9節 大宮1-1岡山 NACK]

 勝利には結びつかなかった。大宮アルディージャはFW大前元紀の今季4点目で先制に成功したが、追いつかれてドロー。首位を走る岡山と激戦を繰り広げたが、1-1という結果を喜ぶことはできず、「FWとしてもう1点2点取っていれば後ろを楽にさせられた」と悔しさを隠さなかった。

 前半9分、DF河面旺成がワンツーの形で左サイドを突破した流れから、こぼれ球を拾ったMF横谷繁がクロスを入れ、ゴールに背を向けたMF嶋田慎太郎が「フリックのイメージ」でコースを変えると、大前がヘッドで押し込んだ。

「うまく合わせられた。相手がボールウォッチャーになったところでしっかり決められた」。ワンタッチでつないだ崩しから鮮やかに先制に成功。大前は前半終了間際にもシュートを連発し、両チーム最多の3本で相手ゴールを脅かした。

 しかし、チームは後半9分に警戒していたセットプレーから痛恨の失点。「1-0で前半を折り返せるのは理想の形。その中で失点して試合が終わるのはもったいない」。連敗を2で止めたものの、開幕前に昇格候補本命と期待された大宮は2勝2分5敗で暫定17位に低迷。自身のゴールが勝利に結びつかず、背番号10は「もっと点を取らなきゃいけない」と自ら責任を負った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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●[J2]第9節1日目 スコア速報

川崎F、家長ポスト2本など決め切れずスコアレス…仙台はJデビューの青森山田出身DF常田が完封貢献

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ポストに2度嫌われた川崎FのMF家長昭博
[4.14 J1第8節 仙台0-0川崎F ユアスタ]

 ユアテックスタジアム仙台で開催された2位ベガルタ仙台と5位川崎フロンターレの一戦は0-0の引き分けに終わった。2試合負けなし(1勝1分)となった仙台は2位をキープ。昨季王者の川崎Fは4戦未勝利(2分2敗)で6位に順位を下げた。

 互いに前節から中2日ということもあり、仙台は先発6人、川崎Fは先発7人を変更。仙台は元青森山田高のプロ3年目DF常田克人が初スタメンでJリーグデビューを飾り、3バックの中央を務めた。対する川崎Fは大卒ルーキーのMF守田英正がプロ入り後リーグ戦初先発を果たし、ボランチを担当。また、FW知念慶は最前線でリーグ戦3試合連続スタメンとなった。

 最初に決定機を迎えたのは仙台。前半6分、古巣対戦のMF中野嘉大がPA内左から折り返したボールにFW西村拓真が反応する。合わせれば先制かという場面だったが、左足で空振りしてしまった。

 その後はアウェーの川崎Fがボールを支配して攻め込む展開となる。前半18分、PA内右に流れたボールにDFエウシーニョが走り込み、右足でクロス。しかし、ファーで合わせたMF家長昭博のヘディングは左ポストをかすめて枠を外れる。同25分にはGKチョン・ソンリョンからのロングボールを知念が落とし、受けた家長がMF阿部浩之とのパス交換からPA内右で右足を振り抜くが、右ポストを叩いたシュートはGK関憲太郎に抑えられた。

 仙台もハーフタイム直前にチャンスを立て続けに作るも、前半42分のFW野津田岳人のヘッドはGKチョン・ソンリョンの正面を突き、同44分にPA内左の中野がカットインから右足で打ったシュートはわずかに枠の右外へ。前半はそのままスコアレスで折り返した。

 4試合ぶりの勝利を目指す川崎Fは後半開始から知念に代え、FW大久保嘉人を投入。同19分には阿部との交代でMF齋藤学をピッチへ送る。一方の仙台も同29分までにDF永戸勝也、FW石原直樹、MF椎橋慧也と積極的にカードを切って勝負に出た。

 だが、両チームとも徐々に運動量が落ち、フィニッシュシーンが生まれにくい展開に。さらに仙台がブロックを下げて守備の意識を高めたことで、川崎Fがボールを保持しながらも攻めあぐねる時間が続く。後半41分にはMF中村憲剛を下げてDF登里享平を投入するが、最後まで流れは変わらずに0-0で試合終了となった。

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●[J1]第8節1日目 スコア速報

仙台vs川崎F 試合記録

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【J1第8節】(ユアスタ)
仙台 0-0(前半0-0)川崎F


<警告>
[川]阿部浩之(64分)、守田英正(68分)

観衆:14,024人
主審:西村雄一
副審:間島宗一、清野裕介
川崎F、家長ポスト2本など決め切れずスコアレス…仙台はJデビューの青森山田出身DF常田が完封貢献

<出場メンバー>
[ベガルタ仙台]
先発
GK 21 関憲太郎
DF 13 平岡康裕
(74分→MF 34 椎橋慧也)
DF 33 常田克人
DF 39 金正也
MF 17 富田晋伍
MF 10 梁勇基
(62分→DF 2 永戸勝也)
MF 4 蜂須賀孝治
MF 23 中野嘉大
FW 16 野津田岳人
FW 30 西村拓真
FW 19 ジャーメイン良
(66分→FW 11 石原直樹)
控え
GK 22 川浪吾郎
MF 25 菅井直樹
MF 31 茂木駿佑
MF 40 関口訓充
監督
渡邉晋

[川崎フロンターレ]
先発
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 18 エウシーニョ
DF 3 奈良竜樹
DF 5 谷口彰悟
DF 7 車屋紳太郎
MF 25 守田英正
MF 10 大島僚太
MF 14 中村憲剛
(86分→DF 2 登里享平)
MF 41 家長昭博
MF 8 阿部浩之
(64分→MF 37 齋藤学)
FW 20 知念慶
(46分→FW 4 大久保嘉人)
控え
GK 30 新井章太
DF 17 武岡優斗
MF 16 長谷川竜也
MF 19 森谷賢太郎
監督
鬼木達

[関東大会予選]埼玉新人戦で初優勝の成徳深谷、挑戦者として戦う大会でまず1勝

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成徳深谷高の攻撃に推進力をもたらしていたMF佐藤蒼太主将
[4.14 関東高校大会埼玉県予選1回戦 成徳深谷高 4-1 浦和北高 埼工大G]

 平成30年度関東高校サッカー大会埼玉県予選は14日に1回戦を行い、2月の県新人戦優勝校・成徳深谷高が浦和北高に4-1で快勝した。ベスト16進出を決めた成徳深谷は15日の2回戦で栗橋北彩高と戦う。

 新人戦で初の県タイトル獲得。埼玉の高校サッカーの歴史を一つ塗り替えた成徳深谷が、関東大会予選でまず初戦を突破した。この日は新人戦準優勝の西武台高や昨年の関東大会予選準優勝校・正智深谷高、浦和西高などが敗れる波乱の初戦に。為谷洋介監督が「難しい1回戦だなと思っていた」と引き締めて試合に臨んでいたが、予想通り、簡単な展開にはならなかった。

 浦和北は守備ブロックを構築し、奪ってから素早いカウンターを展開。アーリークロスからチャンスを作り出してくる。成徳深谷は再三相手ゴールに迫るものの、1点を奪うことができない。それでも為谷監督が「マジメ。しっかりしている男です」と評するMF佐藤蒼太主将(3年)らアタッカー陣の果敢な仕掛け、MF若崎蓮(3年)の中盤からの飛び出しなどを活用して攻め続ける成徳深谷は26分、相手ハンドで獲得したPKをMF石川怜磨(3年)が右足で決めて先制する。

 さらに31分には右サイドで実直なプレーを続けていたSB長谷玲央(3年)の右ロングスローをニアでそらし、最後はCB堀井皓士郎(3年)が右足ダイレクトボレーで合わせて2-0と突き放す。

 成徳深谷は後半もアタッカー陣がフレキシブルにハイサイドへ飛び出し、そこからの崩しでチャンスを作り出す。浦和北はGK青山真也(3年)が懸命のセーブを見せるなど堪えていたが、成徳深谷は21分にもMF藤田温杜(3年)の左CKをファーサイドのCB成澤圭梧(3年)が頭でゴールへ叩き込む。

 為谷監督も「(この日は)ほぼ完璧に競り勝っていた」と評したように、攻守で圧倒的な高さを示していたCB成澤のゴールで3-0。定評のある守備面でも無失点のまま終わりたいところだったが、攻守に良く対抗していた浦和北もこのままでは終わらない。カウンターの起点となり続けていた10番MF森優人(3年)中心に攻め返し、24分に1点を返す。クリアボールを右サイドで奪い返してPAへ入れると、FW貫井勇人(3年)がゴール前で粘り、最後はこぼれ球を右SB石原遼(3年)が右足でゴールへ流し込んだ。

 浦和北はこの後もCB油井隼翔(3年)のロングスローなどから反撃したが、MF佐々木拓紀(3年)ら交代出場組が運動量を落とさない成徳深谷は35分、長谷の右CKを交代出場のMF竹間世和(3年)が豪快に頭で決めて4-1。新人戦優勝で周囲からターゲットにされる中、挑戦者として大会に臨む成徳深谷がまず1勝を挙げた。

 為谷監督は「チームとして色々と試すことができた」。総合力でライバルたちを圧倒している訳ではないだけに、やらなければならないことはまだまだある。新人戦後に台頭してきた選手とのコンビネーションも、隙を見せずに勝ち切る姿勢も高めていかなければならないようだ。だが、新人戦で浦和学院高、昌平高、浦和東高、そして西武台と強豪を連破しているチームが自信をつけていることも確か。面白い個もいる。自分たちを見つめ直しながら、挑戦者として高みを目指す成徳深谷が関東大会予選でどのような結果を残すか注目だ。

(取材・文 吉田太郎)

[プリンスリーグ関東]昇格組・矢板中央が開幕2連勝!東京Vユースは前橋育英との打ち合い制す:第2節1日目

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 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2018関東は14日、第2節の2試合を行った。昇格組の矢板中央高(栃木)がMF伊藤恵亮(3年)の1得点を守り抜いて大宮アルディージャユース(埼玉)を撃破。開幕2連勝を飾った。

 東京ヴェルディユース(東京)は、昨年プレミア関東王者で全国高等学校サッカー選手権を制覇した前橋育英高(群馬)と対戦。前半から激しくスコアが動き、後半立ち上がりに3-3と同点に追いつかれたが、終盤のMF松橋優安(2年)の2ゴールにより5-3で打ち合いを制した。

 なお、残り3試合は明日15日に行われる。

第2節
4月14日(土)
[矢板中央高東泉グランド]
矢板中央高 1-0 大宮ユース
[矢]伊藤恵亮(43分)

[ヴェルディグラウンド]
東京Vユース 5-3 前橋育英高
[東]森田晃樹2(7分、10分)、村井清太(36分)、松橋優安2(82分、90分)
[前]山原康太郎(12分)、榎本樹(45分)、室井彗佑(46分)


4月15日(日)
[あずまサッカースタジアム]
桐生一高 10:00 川崎F U-18

[山梨学院和戸サッカー場]
山梨学院高 11:00 三菱養和SCユース

[桐光学園サッカー場]
桐光学園高 11:00 横浜FMユース

第3節
4月21日(土)
[前橋育英高高崎グラウンド]
前橋育英高 11:00 山梨学院高

[保土ヶ谷公園サッカー場]
横浜FMユース 12:00 東京Vユース

[NACK5スタジアム大宮]
大宮ユース 15:00 桐光学園高

[千年の森J-wingsスポーツセンター]
桐生一高 15:00 矢板中央高

[(公財)三菱養和会 巣鴨スポーツセンターグラウンド]
三菱養和SCユース 16:00 川崎F U-18

※日程は3月発表、変更の可能性あり

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岡山MF上田康太の左足炸裂!狙い通りの恩返しFK弾「相手の脅威になれるように」

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MF上田康太が古巣戦で同点FK弾
[4.14 J2第9節 大宮1-1岡山 NACK]

 狙い澄ましたキックで試合を振り出しに戻した。ファジアーノ岡山は0-1で突入した後半に攻撃の圧力を強めると、PA手前中央、絶好の位置でFKのチャンスを獲得する。キッカーは31歳のMF上田康太だった。

「壁を隠してくれている選手たちがしっかり隠してくれたからGKの位置も少し壁から外に動いた。隠してくれたおかげで僕はキックに集中できた。いい位置だったのでしっかりコースを狙えば入ると思いました」

 壁の位置を確認して上田が左足を振り抜くと、狙い澄ましたシュートは壁を越えて落下し、ゴール左隅に突き刺さった。「狙い通りのところに蹴れた」。直接FK弾は今季2点目。「感触はすごくいい。相手にFKが嫌だと思ってもらえればチームにとってプラス。相手の脅威になれるように頑張りたい」とさらに“武器”に磨きをかけていく。

 上田は今季、磐田から岡山に復帰。2011年から14年に岡山にレンタル移籍するまで在籍した大宮との古巣戦だった。試合前後には大宮サポーターから温かい声援を送られ、「しっかり試合ができて楽しかったです」と“恩返し弾”で感謝を示した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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[プリンスリーグ北信越]注目2年生たちの陰に隠れていた3年生が活性化。帝京長岡が初勝利

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先制ゴールを奪った帝京長岡高DF本田翔英
[4.14 高円宮杯プリンスリーグ北信越第3節 帝京長岡高 1-0 C開志学園JSC 長岡ニュータウン公園]

 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2018北信越は14日に第3節を実施。帝京長岡高(新潟)と開志学園JSC高(新潟)の一戦は、帝京長岡が1-0で勝利した。

「先輩たちの分まで頑張ろうと思っていた。今日は技術云々よりも、気持ちや迫力を出すつもりでした」。DF小泉善人(3年)がそう振り返るように帝京長岡にとって、開志学園は昨年の選手権予選の準決勝で敗れた因縁の相手だ。

 この日にかける想いは強く、立ち上がりこそ硬さが見られたが、時間の経過とともに気持ちのこもったプレーと、元日本代表MF礒貝洋光氏の親戚であるMF礒貝飛那大(3年)を中心としたボールを回しで試合の主導権を握った。

 DF手塚克志(3年)とDF本田翔英(2年)の積極的なオーバーラップや、FW晴山岬(2年)の鋭い飛び出しで見せ場を作ったが、「シュートの思い切りが足りなかったり、もう一押しが出来なかった」(小泉)ことが響き、1点が奪えず。前半44分に、礒貝のFKから作った決定機もMF谷内田哲平(2年)のシュートがミートせず、スコアレスで試合を折り返した。

 後半も帝京長岡のペースで試合が進むと8分には、PA右でボールを持った谷内田のタメから、フォローに走ったMF吉田晴稀(2年)がゴール前にクロスを展開。ニアに飛び込んだの本田がダイレクトで合わせて、均衡を崩した。

 先制点を奪うまでの帝京長岡は、「この2試合は、セカンドボールが拾えなかったので中盤の攻防を意識した」(谷内田)ことが奏功し、前線からの守備とセカンドボールの回収も機能していたが、試合終盤はMF山田莉幾斗(3年)ら2列目のパスから、開志学園にサイドを崩される場面が増えた。29分には開志学園にチャンスが訪れ、MF田中彩斗(3年)を起点にコンビネーションで右サイドを突破。最後はDF水上辰之輔(2年)がフリーでシュートを打ったが、枠を捕らえることができず、そのままタイムアップを迎えた。

 谷内田を筆頭に注目の下級生が揃う帝京長岡だが、「練習試合で勝てていたので、やれるという手応えはあったけど、いざ公式戦になると自分たちの力が出せなかった」(谷内田)ために、開幕から2試合は白星なし。選手同士で、「自分たちは勝てるんじゃないかという浮ついた気持ちを捨てよう」と話し合い、球際、セカンドボール、攻守の切り替えなどサッカーの原点を見つめ直した。

 そうした中で、脚光を浴びたのが、これまで2年生の陰に隠れていた3年生だ。「練習試合を含めて、こんなに3年生を多く使ったの初めてかも」と谷口哲朗総監督が口にするように、この日は練習でのアピールが実り、7名がスタメン入り。上手さはあるもののデュエルで物足りなさが残る2年生の分まで気持ちと声でピッチを盛り上げた。

 3年生の奮闘がチームに勢いを与えるのは確かで、谷口総監督は、「2年生が簡単にポジションを得られないような状況を3年生が頑張って作ってくれているし、本当にチームの役に立つのは、こういうプレーだぞと見せてくれている。高校サッカーの最後の花道を自分たちで作る意欲をドンドン見せて欲しいので、今年は3年生に期待している」と口にする。ポジションを奪われた2年生も、このままで終わるはずがなく、また明日以降は熾烈なレギュラー争いが待っている。

「3年生同士で、アイツら(2年生)に全部を、持って行かれたくないと話している。最近は”2年に負けてられない”という気持ちがより出てきたし、2年生からも、”俺が出るから、先輩は休んでて”みたいなのを感じる。良い競争力が出てきた」。主将の小泉がそう話すように、タレント揃いの要注目チームは学年間での競争をチーム力に変え、日本一への準備を進めていく。

(取材・文 森田将義)

“犠牲者”生まないため?東京V戦控える水戸「その罠に気をつけろ!味フィ西は…」

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水戸が東京V戦に関して注意を呼びかけた
 水戸ホーリーホックは21日に開催されるJ2第10節で東京ヴェルディと対戦する予定だが、その試合に向けた注意書きが話題となっている。

 水戸はクラブ公式サイトのトップページのスライダーに試合日時とともに「その罠に気をつけろ!味フィ西は本蓮沼下車」とのコメントを記載。これは会場となる味の素フィールド西が丘を、味の素スタジアムや味の素スタジアム西競技場と混同しないようユニークに呼びかけたものと見られる。

 確かに略称で表記した場合「味フィ西」「味スタ」「味スタ西」と特に見間違いが起こりやすい。味フィ西の最寄り駅・本蓮沼から味スタの最寄り駅・飛田給までは約1時間かかり、気づいてから移動するとなるとキックオフ時間に間に合わない可能性もある。アウェーサポーターは注意が必要だ。

第10節
4月21日(土)
東京V 15:00 水戸 [味フィ西]

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[MOM2473]浦和南MF鹿又耕作(3年)_「守備でチームを引っ張る」決意の守備的ボランチ

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ディフェンス面での貢献度が大きかった浦和南高MF鹿又耕作
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.14 関東高校大会埼玉県予選1回戦 正智深谷高 1-2 浦和南高 埼工大G]

 抜群の運動量を活かしてボールを刈り取り、ピンチの芽を摘む。その頑張りに対する評価は浦和南高のコーチ陣からも「(勝利は)あの子が頑張ってくれるおかげ」と高い。この日、守備の要を担うMF鹿又耕作(3年)は正智深谷高に自分の脇のスペースを活用されていたこと、またセカンドボールを十分に拾うことができなかったことを反省していた。だが、序盤に流れの悪かった中でボールを奪い返して攻撃に繋げ、鋭いアプローチを連発して流れを引き寄せていたボランチの貢献度は非常に高かった。

「自分は攻撃で活躍できないので、守備でみんなを引っ張っていけたらいい。守備を意識しています。自分はそこができなかったら試合に出ている意味がない。攻撃で危ないところとかを先に読んで、自分は運動量があると思っているのでそこを活かしてみんなが辛い時に自分がもっと動いてやれたらなと思っています」と言い切るほど、守備への責任感が強い。

 抜群の運動量に加え、激しいタックル、チャージで相手の攻撃のリズムを崩す。そして味方にボールを引き寄せた彼の存在が、攻撃的な選手の多い浦和南の中盤、そして攻撃を活性化していたことは間違いないだろう。「みんなが辛い時にどれだけ動けるかということを意識しています」と繰り返す鹿又は、「前は任せていればやってくれる。守備は自分がケアすること」。自分に与えられた使命を全うして白星を勝ち取った。
 
 中学時はボランチ。高校入学後は右SBでAチームにも加わるような存在だったが今冬、チームのボランチにけが人が出たことから代役として起用されると、そこで守備力を発揮してポジションを勝ち取った。この日は納得の行くプレーではなかったようだが、チームから大きな信頼を受けているディフェンシブMFは2回戦へ向けて「いつも通り守備からチームを引っ張っていけたらいいと思っています」。守備でチームを引っ張り、再び勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)