第1009回toto 飯塚健司の儲カルチョ

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 ルヴァン杯1次リーグ最終節が対象で、すでに敗退が決定していたり、リーグ戦で苦戦しているチームにとっては無理をしたくない一戦となる。当てはまるのはまず鳥栖で、D組で最下位、J1でも17位。この状況を踏まえると神戸戦で必要なのは新戦力の台頭だったり、出場機会が少ない選手のコンディション調整となる。そのなかで勝利を収めるのは至難の業だ。神戸-鳥栖は「1」が本命となる。

[神戸]2トップだけじゃない! 新たなオプション“右サイドハーフ”藤谷壮

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 J1前節・磐田戦で今季リーグ戦では初の2トップを採用した神戸。吉田孝行監督は「チームのオプションの一つになった」と話し、FW渡邉千真とFWウェリントンを最前線に配置した新たなシステムに大きな収穫を得たようだ。

 この試合では、86分にDF藤谷壮が投入されたが、そのポジションは本職の右SBではなく、右サイドハーフ。藤谷は「SBをやっているので、守備から入ってカウンターで出ていく感じ。裏に抜ける感じだった」と自身の役割を振り返る。

 さらに、右サイドから中に入り、ゴール中央で左足を振り抜くシーンも。藤谷が「マイナスが空いていた。攻撃は好きだし、あまり考えずに動きましたね」と説明するその一連のシュートシーンは、負傷離脱中のFWルーカス・ポドルスキを彷彿とさせたが、藤谷は「いや…」と言葉少なく、吉田監督もまた、「あれは…微妙でしたね」と両者ともに苦笑い。

 それでも、指揮官は「あの時間に藤谷を(サイドハーフに)入れたら面白い。SBで守備の意識は高いし、推進力も出せる。面白いオプションになった」と新たな発見を喜んだ。

 16日にはルヴァンカップ鳥栖戦を控える。藤谷は「チャンスだと思うし、アピールしたい」と意気込んでいた。

写真:小野慶太

[横浜FM]漢・栗原勇蔵が歓迎する“生死”をかけた一戦

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 漢(おとこ)の血が騒ぐのか。負傷から復活した栗原勇蔵が“生死”をかけた一戦を歓迎している。
 栗原は自身にとって今季初の公式戦となった3月7日のルヴァンカップ第1節・FC東京戦で負った左ハムストリング肉離れにより離脱を強いられていたが、5月9日のルヴァンカップ第5節・仙台戦で復帰。あらためてその仙台戦を振り返り、「ひさびさの試合だったけど何とか最後までやれたし、第1戦を終えたという感じ」と話した。
 栗原の復帰戦は勝利すれば1試合を残してグループステージ突破を決められる状況だったが、試合は2−4で敗戦。16日に行われるグループステージ最終節の新潟戦が突破か敗退かを決める一戦となったが、栗原は「仙台戦で決められれば、だいぶラクだったとは思う」と言いながらも、次のように続けた。
「こういう大事な試合が1試合でも多いほうが、自分にとってもそうだけど若手にとっていい経験になる。それにリーグ戦では勝てていないけど、ここで勝ち上がっていくことでチームの雰囲気もよくなるし、そういう試合があることをポジティブに捉えている」
 新潟戦のメンバーについてアンジェ・ポステコグルー監督は「連戦の中でルヴァンカップはリーグ戦に出ている選手を休ませないといけないときもあったが、いまは休ませる必要はないと思う。あと2試合ということでいい内容でグループステージを突破してくれるチームを出そうと思っている」とリーグ戦に出場している主力選手中心で臨むことを示唆。ただ、グループステージ序盤は数人の主力選手が出場していた中、ベテランの中澤佑二は今季のルヴァンカップで1試合もメンバー入りをしておらず、栗原が出番を得る可能性も十分にある。
「もちろん出るつもりでいるし、チームのためにできることをやっていかないといけない」。3月前に悔しい思いをした三ツ沢のピッチで漢の闘う姿は見られるか。

写真:菊地正典