[1968号]FINAL

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[2017年11月24日発売 エルゴラッソ1968号]

AFCチャンピオンズリーグ

浦和レッズ vs アル・ヒラル
たぎる赤き血。再びアジアの星となれ


明治安田J1第33節・鹿島 vs 柏 プレビュー

リーグ連覇は、深紅に染まった聖地で決める


J1昇格プレーオフ準決勝プレビュー

名古屋 vs 千葉
名古屋の使命か、それとも千葉の勢いか

福岡 vs 東京V
4位の底力か、それとも名門の願いか


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[AFCチャンピオンズリーグ]
■浦和レッズ vs アル・ヒラル
たぎる赤き血。再びアジアの星となれ

[明治安田J1第33節 プレビュー]
■C大阪 vs 神戸
戴冠後初のホームで狙うのはACL出場権獲得

■仙台 vs 横浜FM
4位浮上へ一縷の望みを託し2連勝を

■鳥栖 vs 磐田
磐田が目指すは来季への積み上げ

■G大阪 vs 札幌
長谷川監督、5年を過ごした大阪でのラストマッチ

■鹿島 vs 柏
リーグ連覇は、深紅に染まった聖地で決める

■大宮 vs 甲府
譲れない勝ち点3。残留への“必勝戦”

■清水 vs 新潟
清水、残留への道筋はホーム・アイスタで切り拓く

■広島vs FC東京
サポーターとミキッチの思いを胸に

[審判特集]

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[C大阪]“いい夫婦の日”に入籍した松田陸。あれから1年が経ち、あらためて奥様への感謝を語る

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 いい夫婦の日である11月22日の午前練習を終えたあと、誰よりも早く帰宅の途に就いたのがDF松田陸。昨年の同日にモデルの七菜香さんと結婚、入籍した松田にとって、この日は大事な結婚1周年の記念日だった。

 翌日となる23日の練習後、「昨日は(帰りが)早かったが?」と声をかけると、「早く帰らないとね」と照れ笑いを浮かべた松田。その後はニ人でお洒落なお店に行き、「食事しながら(結婚記念日を)祝った」という。この1年、J1昇格にJ1での快進撃、ルヴァンカップでのタイトル獲得と良い結果が続いているが、「本当に充実しているし、自分のことを支えてくれているので感謝しています」と、あらためて奥様に頭を下げた。

 また、C大阪へ移籍後のこの2シーズンについては「セレッソに来て1年でJ1に復帰して、ルヴァンカップでもタイトルが獲れて、自分自身、びっくりしている」と振り返り、「ひたむきに努力してきた結果が、いま、こうやって実になってきたのかなと思う。腐らずやってきたことが、セレッソに来て、良い方向に出ていると思う」としみじみ話す。

 今週末には、結果次第で来季のACL出場も決定する重要な一戦が待っている。「J1で戦っている選手はみんな目指している」(松田)アジアでの戦いに懸ける思いは人一倍、強い。「まだ2位も狙える。そこも狙いつつ、次の試合にしっかり勝って、ACL出場に近づきたい」。

 チームのため、家族のため、今節も右サイドを走り抜く。

[山口]解任が決まったカルロス・マジョール監督。残りわずかな時間を「みんなで楽しもう」

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 山口は21日、カルロス・マジョール監督を解任したことを発表した。

 6月6日から練習に合流し、成績不振に苦しむチームの指揮を執ったマジョール監督。就任後の第18節・岡山戦から最終節・愛媛戦までの戦績は9勝15敗1分。終盤はシステムを基本的に[3-5-2]で固定し、CBを務めていたDF宮城雅史をボランチに、攻撃的なMF小野瀬康介を右ウイングバックに起用するなどして選手の新たな特長を引き出した。

 マジョール監督は「(上野展裕)前監督の下で取り組んでいたプレースタイルに、私の思うサッカーのアイディアや考えを加えていこうと考えていた。チームに変化をもたらすには時間が必要で、選手やスタッフとの共通理解を持つまでにも少し時間がかかってしまった」と振り返る。

 一時は“自力での残留”が危機的な状況にも陥った山口だが、今季の順位は20位で終わった。「もう少し上の順位に到達していれば状況は違ったのかもしれない。サッカーの世界では結果が求められることは分かっているが、チームとして良くなってきたところで(山口を)離れなければならないことは残念に思う」。

 また山口は同日、マジョール監督の解任のほか、山根巌コーチ、平井直人GKコーチ、ファクンド・ペラルタフィジカルコーチの退任を発表し、翌22日にはDFパク・チャニョン、MFマルセロ・ビダル、FWレオナルド・ラモス、DFアベル・ルシアッティの契約満了を発表した。今季のメンバーで過ごす時間も残りわずか。

「われわれにとって困難なシーズンだったが、厳しい目標に向かって共に戦うことができた。J2残留争いのプレッシャーから解放されたいま、残る2日間をみんなで楽しもうと思っている」

写真:松原純

[湘南]坪井慶介が退団。濃密な3年間を振り返り「どんなときでも成長できるということを経験できた」

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 湘南は22日、DF坪井慶介の契約満了を発表した。

 今季は5試合に出場した坪井。中でもアグレッシブかつ的確な守備を披露した第31節・横浜FC戦でのプレーが印象強く残っている。そして、15年から在籍した湘南に別れを告げた。

「3年間、暖かくしてくれたチームに感謝です。正直な気持ちは自分自身の力が足りなかった。自分自身の力のなさの悔しさがありました。もっともっとピッチに立って貢献することができなかった力のなさに対する悔しさと、チームへの思いは感謝しかないです」

 この3年間、一昨季ナビスコカップグループA・甲府戦で決めた自身12年ぶりのゴールやラインを統率するクレバーな守備に加え、出場機会がなかろうとも練習から声を出してチームをけん引する彼の姿があった。そうした常に準備を怠らない意識、姿勢はチームにも好影響を与え、良い競争を生んだ。

「湘南に来て発見もありました。ずっとここに来てのテーマでもあった“どんなときでもいつでも成長できる”ということ、僕自身そう思えたし、経験できたと思う。それは僕のサッカー人生の中で重要なものになったなと思います」

 ここ湘南で濃密な3年間を過ごした坪井。自らの成長もあれば、今季はJ2優勝、J1昇格を成し遂げた。湘南で学んだこと、得たものを生かして背番号20はこれからのサッカー人生を歩んでいく。

[新潟]強化部長後任に、木村康彦氏。チーム再建へ「監督はなるべく早く決定して、選手に判断材料を与えたい」

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 新潟は19日、今季限りでの呂比須ワグナー監督並びにサンドロコーチの契約満了と、神田勝夫強化部長の退任を発表した。

 前日の18日、J1第32節・甲府戦に1-0で勝利したものの、残り2試合勝利しても勝ち点がJ1残留圏に届かないことが決まり、J2降格が決定。この日、取材に応じた中野幸夫社長は「J2降格という結果をもっての判断」と明かした。また、来季に向け「最大の目標は1年でのJ1復帰。上がってからも落ちないチーム作りが必要」という方針を掲げ、新たな体制へのスタートを切る。

 神田強化部長の後任には、木村康彦氏が就任。木村氏は10月末で日本サッカー協会の契約を解除し、11月1日からアルビレックス新潟強化部に加わった。12月の取締役会の承認を経て、正式に強化部長に就任する。

 木村氏は新潟県新潟市出身。新潟高校から筑波大学へ進み、ドイツで10年間サッカー指導を学び、帰国後は日本サッカー協会で北信越トレセンや年代別日本代表のコーチを歴任。直近では、MF原輝綺らU-20日本代表のコーチを務めた。

 木村氏は「ずっと指導者だったので、フロントで話をいただいて驚いた。ふるさとのチームが一番苦しい時期に、力を貸してくれと言われ、断る理由は見つからなかった。これまでの経験を生かし、J1に復帰できるように力を発揮したい」と意気込みを語った。来季の強化に向け「監督はなるべく早く決定して、選手に判断材料を与えたい」とコメント。チーム再建に向け、豊富な経験とサッカーへの情熱を注ぐ。

写真:野本桂子

[1966号](表紙)埼スタで決着を(裏表紙)逆転優勝への望み

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[2017年11月20日発売 エルゴラッソ1966号]

AFCチャンピオンズリーグ

アル・ヒラル vs 浦和レッズ
死闘はドロー決着。浦和、王者に前進


明治安田J1第32節・川崎F vs G大阪 マッチレポート

打ち続けたハンマー。ついに破った東口の壁


明治安田J1第32節・新潟 vs 甲府 マッチレポート

新潟J2降格。ビッグスワンに降り注いだ涙雨


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[明治安田J1第32節 マッチレポート]
■清水 vs 札幌
力強き札幌。ジェイの2発で残留確定

■神戸 vs 広島
震えた紫の魂。広島、残留へ大きな1勝

■鳥栖 vs FC東京
ゴール前での違いを見せた鳥栖が記念試合で勝利

■横浜FM vs C大阪
狙いどおりの逆転劇。桜はネクストレベルへ

■仙台 vs 大宮
如実に表れた戦術浸透の差。仙台、完勝

■柏 vs 磐田
勝ち方を思い出した柏がACL圏に望み

[明治安田J2第42節 マッチレポート]
■東京V vs 徳島
J1昇格へ望みをつないだのは東京V

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[相模原]川口能活が金字塔。Jリーグ通算500試合出場を達成

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(写真)©S.C.SAGAMIHARA

 相模原のGK川口能活が19日に行われたJ3第32節・FC東京U-23戦に先発出場し、Jリーグ通算500試合出場を達成した。

 両親や奥さま、二人のお子さんに見守られる中、川口が大偉業を達成した。試合はスコアレスドローに終わり、勝利で華を添えることはできなかったが、背番号1は随所に好プレーを披露。66分にはペナルティーエリア内でMFユ・インスと1対1を迎えるが、冷静に対応し、ゴールを死守した。

 試合後、取材に応じた川口は試合前同様に感謝の言葉をつづった。

「やっぱり、400(試合)から500(試合)に行くまでは自分にとってすごく険しい道のりだった。大けがをして、チームも磐田、岐阜、相模原と渡り歩き、シーズンをとおして出られない時期も続いて、自分の中で現役中に『500はいかないのではないか』と、あきらめたときもありましたけど、何とかそこに辿り着くことができた。起用してくれた監督、コーチ、それから常に僕をサポートしてくれる家族、それ以外に色んな面でサポートしてくれた人たちの力があったからこそ、この記録は達成できたと思う。あとはJ3ができたこと。いろいろな人たちの力があって、この記録を達成できたのではないかなと、本当に感謝の気持ちしかないですね」

 さらに記録達成を祝い、横断幕を掲げてくれた相模原サポーターや“能活コール”を送ったFC東京サポーターに対しても「FC東京のサポーターの皆さんは、J1でやっているときから、よくブーイングされたり、いろいろな野次を飛ばされたりと、いろいろな“やりとり”をしてきた中で、今日も能活コールをしてくれて。だから(FC東京サポーターのところに挨拶に行ったのは)リスペクトですよね。あとは相模原のサポーターの皆さんが素晴らしい横断幕を出してくれたことに本当に心を打たれたし、本当にうれしかったですね。本当に今日は素晴らしい時間を過ごすことができました」と、うれしそうに振り返った。

 しかし、今後も現役にこだわる姿勢を見せている川口にとって500試合出場達成はすでに “通過点”。今後に向けて「まずは501試合目に出られるように。それから来季、また現役を続けられるように、残り2試合、そこでしっかりとしたパフォーマンスを見せて、まだ続けられることをアピールできるようにやっていきたいですね。本当に1試合1試合が勝負なので」と、その視線は前を向いていた。

文・須賀大輔(エルゴラッソ相模原担当)

[大分]職人気質で後輩思い。引退を発表した山口貴弘、今後は指導者の道へ

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 今季のJ2も最終節を残すばかりとなった17日、大分の山口貴弘がクラブを通じ、今季限りでの現役引退を発表した。
 帝京高から早稲田大を経て07年に湘南でプロデビューした山口は、13年から2シーズンを長崎、15年から3シーズンを大分でプレー。守備のスペシャリストとして、ディフェンスリーダーやクローザーの役割を堅実にこなしてきた。
「中学の初蹴りに行くたびに『お前よくプロでやってるな』と言われ続けてきた。僕は特別、能力がずば抜けていたわけでもなかったから」と笑う。「器用なタイプじゃないから、課せられた役割だけにこだわったほうが力を発揮しやすかったのかも」。
 本人は「あまりチームに貢献できなかった」と言うが、記憶に残る仕事はたくさんある。1年でのJ2復帰を懸けて戦っていた昨季J3第27節・秋田戦で、一人退場して防戦一方となった中で投入され、相手の猛攻をしのぎ零封したこと。今季はリーグ戦への出場機会に恵まれない中で、サブ組のリーダーとして若手たちを統率したこと。そのサブ組中心で臨んだ天皇杯2回戦・町田戦で、戦術浸透度の高さを感じさせつつ勝利したこと。
 職人気質で後輩思い。トレーニング中にも、つねに周囲と意思疎通していた。今後は指導者への道を考えているという。11年間の経験を、惜しみなく後進の選手たちへと伝えてもらいたい。

写真:ひぐらし ひなつ

[新潟]残留には勝利&大量得点が必要な新潟。「まずは1点」を目指す

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 新潟は17日、聖籠町のクラブハウスで、J1第32節・甲府戦に向けた最終調整を一部非公開で行った。
 最下位の新潟は、残り3試合を全勝すれば、J1残留圏の15位・甲府が持つ勝ち点28に追いつくことができる。さらに甲府との得失点差19を埋めるため、大量得点することが、J1残留への足がかりとなる。呂比須ワグナー監督は「リスクを冒してでも、点を取りにいかないといけない」と勝負に出る考えだ。
 直近の5試合で3得点を挙げているFW河田篤秀は「まずは1点。最初から4点、5点を狙うと焦るので、変わらずにやることが大事」と平常心で臨む。
[4-2-3-1]で1トップを務める河田は、ファーストDFとしても貢献。10月以降、前線からの連動した守備で相手を押し込み、試合の流れを握ることに成功している。今節も「前から追って、できる限りプレッシャーを掛け続けて、そこで点につなげられれば最高。ミスから失点すれば相手もガクッとくるので、うまくひっかけて得点できれば」とショートカウンターを狙いつつ、「シュートチャンスには全部詰める。こぼれ球でもなんでも決めたい」と、ゴール前へどん欲に飛び込むつもりだ。
 新潟は自力でのJ1残留の可能性が消えた10月以降、2勝1分と負けなし。J2降格決定の危機を3試合連続回避し、勝ち点を積むごとに自信と一体感を高めてきた。望みをつなぐため、この大一番でホームサポーターの後押しを受け、ひたむきにゴールを目指す。
[写真:ここ5試合で3得点を挙げている河田。この一戦でも得点の期待が懸かる]

写真:野本桂子

[相模原]GK川口能活、Jリーグ通算500試合出場へ。「J3がなかったらこの記録はなかった。相模原にも感謝したい」

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 大記録達成が近づいている。相模原のGK川口能活が、次にリーグ戦の出場を果たすと、Jリーグ通算500試合出場達成となる。94年に横浜マリノスに加入し、翌95年にJリーグデビューを飾った川口は、今季でプロ生活24年目。途中、イングランドのポーツマスやデンマークのノアシェランでもプレーし、それ以外は横浜FM、磐田、岐阜、そして昨季に加入した相模原で出場機会を重ねてきた。(J1通算421試合、J2通算43試合、J3通算35試合)

 今季はこでまでリーグ戦16試合に出場。ピッチでは変わらぬビッグセーブを見せている。クラブは大記録達成を前に、バナーを作成してメモリアル達成に花を添えようと盛り上げている。

 では、川口本人はどうか――。現在の心境を聞いた。

――Jリーグ通算500試合出場が目の前に迫っている。心境は?
「通算500試合は、一人の力でできたわけではない。僕を起用してくれた監督やコーチ、それから家族。それ以外にも自分をサポートしてくれる人たちの力があったからこそ、いまこの状況を迎えられていると思っています」

――これまでの節目の試合は覚えているもの?
「300試合目、400試合目は覚えていますね。300試合目、400試合目を迎えるときより、今回500試合目を迎えることのほうが、いろいろな思いがありますね。ここにたどり着くまではいろいろなことがあった。400試合目のときはジュビロのときだったけど、そこから岐阜、相模原と渡り歩いてきて、シーズンでほぼ出られなかったときもあったし、今回、こういうふうに500試合目を迎える。自分にとって特別なときを迎えています。本当に相模原には感謝ですね」

――相模原への思いとは?
「まず、J1、J2、J3とカテゴリーがJ3まで増えていなかったらこの記録はなかったし、J2までだったら、僕の記録は当然400いくつで止まっていた。J3という新しいカテゴリーができたからこそ、通算500までたどり付けたと思うので、J3まで作って頂いたJリーグの関係者の方々にも感謝したいですね。あと1歩というところまで来ているので、なんとかそれを達成できるようにしたい。今年中には達成したいですね」

――500試合目にどんなプレーを見せたい?
「500試合出場できたとしたら、勝ちたいですね。自分の良いプレーがどうとかではなくて、チームが勝てるように、本当に勝つことだけですね」

取材:須賀大輔(エルゴラッソ相模原担当)
写真:SC相模原