[2025号]OSAKA DERBY 大阪が熱く燃える日

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[2018年4月20日発売 エルゴラッソ2025号]

明治安田J1第9節 プレビュー

G大阪 vs C大阪
青黒のクルピ。正念場の大阪ダービー

インタビュー

INTERVIEW レヴィー・クルピ監督(ガンバ大阪)
Vencer Ou Vencer

明治安田J1第9節 プレビュー

浦和 vs 札幌
赤黒のミシャ。クラブ新記録の4連勝もかけて埼スタへ

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[明治安田J1第9節 プレビュー]
■川崎F vs 鹿島
昨季デッドヒートを繰り広げた両者の対戦は激戦必至

■横浜FM vs 湘南
連敗からの立て直し。その舞台は神奈川ダービー

■広島 vs 鳥栖
いま一番、献身的で危険な男

■清水 vs FC東京
アイスタでは“長谷川ダービー”

■仙台 vs 磐田
互いにハメ合う好ゲームの予感

■神戸 vs 名古屋
ルヴァンの勢いをつなげる舞台

■長崎 vs 柏
3連勝なるか。カギは長崎らしさ

[ルヴァンカップ マッチレポート]
■名古屋 vs 広島
陰と陽の逆転。名古屋が10戦ぶり○、広島が今季初●

■G大阪 vs 浦和
リベンジ成功の浦和が首位タイ浮上

■清水 vs 甲府
首位でも勝ち切れないもどかしさ

■FC東京 vs 横浜FM
流れ一変。内容も結果も痛み分け

■新潟 vs 仙台
若手躍動の新潟がルヴァン初勝利

■長崎 vs 神戸
ルーキーの決勝弾で神戸がPO一番乗り

■鳥栖 vs 湘南
ゴールを遠ざけたそれぞれの課題

■磐田 vs 札幌
あとがない札幌、ルヴァン初勝利

[明治安田J2第10節 プレビュー]
■町田 vs 山口
連敗は禁物。真価問われる一戦

■東京V vs 水戸
緑の無敗阻止に燃える水戸・岸本

■京都 vs 熊本
京都、選手集会の効果は?

■愛媛 vs 甲府
甲府、現体制維持への“正念場”

■岡山 vs 岐阜
首位撃破へ。闘志充満の岐阜

■新潟 vs 大宮
苦境脱出を図る降格組の激突

■福岡 vs 千葉
千葉、鬼門の敵地戦。今度こそ

■横浜FC vs 栃木
機は熟した。栃木、連勝への挑戦

■松本 vs 山形
山形の進撃を塞ぐ松本の流儀

■金沢 vs 大分
変化の両者。問われるその成否

■徳島 vs 讃岐
命運を握る『東四国クラシコ』

[AFCチャンピオンズリーグ]
■川崎F vs 蔚山現代
悔やまれるドロー。J王者、未勝利のまま閉幕

■天津権健 vs 柏
今大会を象徴する「もったいない」敗戦

■広州恒大 vs C大阪
夢半ばで桜散る。広州恒大に寄り切られ、無念の敗退

■鹿島 vs 水原三星
またもホームで勝てず。鹿島、2位でラウンド16へ

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[東京V]林陵平が古巣・水戸戦を展望。この試合は『ベティス vs エイバル』!?

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 東京Vの林陵平が、今週土曜日(21日)に迎える味の素フィールド西が丘での水戸戦に向けて心境を語った。
 昨季は水戸に所属し、自身のキャリアハイとなる14ゴールを記録した林だが、ジュニアからユースまでを過ごしたクラブからのオファーに応え、9年ぶりにヴェルディに復帰。今季は途中出場が続いているが、「ヨーロッパの最先端をとり入れているロティーナ監督の指導を受けられるのは幸せなこと」と、日々トレーニングに励んでいる。
「個人的にはこの水戸戦に照準を合わせてきた」という長身ストライカーは、「自分がプロ選手として一番活躍できたチームなので感謝している。一緒に戦ったチームメートとまた別のチームで戦えるというのもサッカーの素晴らしいところ。水戸のサポーターも暖かい方が多くて、すごく応援してくれた。西が丘で、そうした皆さんの前でプレーできればうれしいですね」と、土曜日を心待ちにしている。
 今季の水戸について林は、「[4-4-2]のベースは変わってないけど、パスを出して全員が飛び出してくるイメージがある。去年よりもボールも人も動くようなサッカーをしている。 僕も含めてだいぶ選手が変わって、チームを作るには正直時間がかかると思っていたけど、 長谷部さんの手腕がすごいのか、しっかり作られていると感じる」と分析。「お互いにいいサッカーをしていて、同じくらいの順位だし、熱いゲームになりそうですね」と展望した。
 そこで海外サッカー通の彼に、「この試合、海外サッカーに例えると?」と無茶振りしてみた。一瞬「えっ」と絶句した林だったが、「そうですね、ヴェルディが目指してるのはペップ(ジョゼップ・グアルディオラ)のバルサや(マンチェスター)シティだけど、そこまで追いついてないから、強いて言えばベティスで。そして水戸は…、難しいですね。じゃあ地方クラブで[4-4-2]をベースにして小気味いいサッカーをしているということで、エイバルでどうでしょう?(笑)」と、ストライカーらしくしっかり期待に応えてくれた。
 日本のJ2で、『ベティス vs エイバル』“のような”試合が見られるかもしれない。舞台はピッチがすぐそこに見られる西が丘。海外サッカー好きの人もぜひ足を運んでみてほしい。

[熊本]コンディション向上の理由は栄養面のこだわり。熊本の高瀬優孝、持ち味の高精度キックで猛アピール中

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 熊本は19日、今節・京都戦に向けて大津町運動公園球技場でトレーニングを行った。

 この日の紅白戦で印象的だったのは、DF高瀬優孝の綺麗なクロスにFW巻誠一郎が飛び込み、ヘディングでのゴールにスタンドから拍手が沸いた場面。

「練習試合などで90分プレーする機会が増えたこともあって、コンディションが上がってきたことで持ち味のキックが出せているんじゃないかと思います」と高瀬。

 その理由の一つが、栄養面にもこだわり始めたこと。これまでにも食事には気を遣っていたそうだが、ケガの期間を過ごしたことも関係し、熊本にきてさらに細かく気を遣うようになった。細かいオーダーを聞いてくれる店を見つけ、また2日に1度は自炊。そうして自分の体と向き合うことで、キレが戻っているという。

「クロスもいきなりイメージどおりにはならないので、練習試合など実践をとおして回数を増やすことで、いいクロスが上げられるコンディションになってきたと思います」

 今月末から再び短期間での連戦を控える中、ここまであまり出場のない選手たちのアピールが、チーム全体を活性化させる。

[山形]ルーキー・中村駿太、“エリートプログラム”でデビューの準備着々

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 青森山田高から加入したルーキーのFW中村駿太。ここまでベンチ入りはないが、チームの“エリートプログラム”で着々と力をつけている。

 全体練習後のグラウンドでよく見られるのが、中村駿太の居残りシュート練習。彼一人に青野慎也コーチ、大和田真史コーチ、そして今季新たに加わった石川竜也コーチの3人がつきっきりで指導するのも珍しくない光景だ。なんとも贅沢な居残り練習が実現したのは、「最初は真史さん(大和田コーチ)につき合ってもらっていたけど、一緒になって熱くなってくると、気づいたらほかのスタッフも(指導を終えて)手が空いてくるので、みんながきて『あーだ、こーだ』言ってもらいながらやっています」ということらしい。

 コーチ陣には、シュートの基本技術は身についているので、それを最大限に引き出すための動き出しとファーストタッチを追求するように言われているとのこと。多くのコーチに囲まれて練習できる環境について、中村駿太は「すごくありがたいこと。試合に出てない選手にもつき合ってくれるので、その期待に応えたい。やっているだけ成果が出なきゃいけないので、早く成果を出したい」と近い将来の活躍を誓っていた。

写真:佐藤円

[横浜FC]「あれが僕のデビュー戦」。中里崇宏が、大黒将志との再会を心待ちにする理由

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 現在9位の横浜FC。現在は4試合勝ち星がない状況だが、毎試合ごとにビルドアップや守備面の精度は高まっている。それだけに今節・栃木戦は、是が非でも勝点3を積みたい一戦となる。

 相手の栃木には、元横浜FCでもあるFW大黒将志が所属しているため、当時ともにプレーしたMF中里崇宏も再会することを心待ちにしているよう。「2010年、僕が強化指定(選手)のときに1試合一緒に出て、それが僕のデビュー戦だった。試合前にすごくポジティブな声をかけてもらった」と当時の思い出を語った。

 その試合、そんな先輩の声もあって、フル出場でプロへの第一歩を踏んだ中里。いまとなってはチームにとって欠かせない存在へと成長を遂げたのだから感慨深いことである。

 一方の大黒は栃木のゴールハンターとして活躍中。日本を代表する点取り屋を抑えることも、横浜FCにとっては重要なポイントとなるだろう。

「やっぱり動き出しに特徴のある選手。その動き出しを止めるのは難しいと思うので、その前の出しどころに、中盤の選手がプレスにいけるようにやらなければいけない」(中里)。

 勝利を手繰り寄せるために背番号6が守備でハードワークすることが、今節も求められそうだ。

[栃木]”栃木のひねり王子”こと久富良輔。あのロングスロー投法が生まれた経緯を語る

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 前節・新潟戦の勝利を手繰り寄せたのはロングスローからの2発だった。このスローインを投げ入れたのは久富良輔。
「群馬に在籍していたころに練習していたのですが、投げるチャンスがなくて。でも、栃木に来たら『スローインも武器にしよう』というチーム方針だったので練習をしていたんです。ほかのSBの選手たちもみんな投げられますからね」
 久富のスローインをよく見ると、横からひねるように頭上を通して投げ入れている。体が柔らかく見えるし、実に器用な投げ方だ。
 その理由を聞いてみると久富は「昔から体は柔らかかったんですよね」と言い、いきなりその場に開脚をして、さらに地面に胸をぴったりとつけて見せた。ほら、すごく柔らかいでしょう? と言わんばかりだ。
「ストレッチはずっとやっていたので体は柔らかいんですよね。栃木のホームのグリスタは助走をとれない場所もあるので、どうにか飛距離が出る投げ方をと模索していたのですが、それで横からひねるような投げ方にいきついたんです。そうすることでライナー性のボールを投げられるようになった。体が柔らかかったおかげですね(笑)」
 前節・新潟戦は、久富の体の柔らかさが功を奏したのだった。

[大宮]浮上のきっかけとなるか。大宮の三門雄大が新潟との古巣戦へ

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 第6節・福岡戦に続き、今季2回目の“古巣戦”を迎える三門雄大。新潟はプロ入りを果たしたクラブであり、5シーズンを過ごして主将も務めたチームとの邂逅には、特別なものがある。
「僕が一番最初にお世話になったクラブですし、移籍するときもいろいろ手紙やみんなからの言葉をもらったりして、非常に愛を感じるクラブでした。そういうところにJ1でもJ2でも、形はどうであれ戻って試合ができるのはすごくうれしいことです」
 一方で、「ただ、いまはそんなことを言っていられる状況でもないので、とにかく勝てるようにやっていきたいというのが正直なところ」という本音ものぞかせる。9節を終えて19位に沈む現状を打破することが、何よりも優先される事項なのは言うまでもない。
「いまの順位を見ても下は詰まってきているし、上は離れていっている。現実的に考えたら勝点3が必要。もちろん『2連勝、3連勝したら上に行けるじゃん』っていうのはあるんですけど、できないからここにいるんでしょ、っていうのを素直に自分たちが受け止めて、じゃあどうしなきゃいけないのか。『突き詰めてやるしかないでしょ』っていうことになってくる」
 勝利のためにチームを引き締め、厳しい意見も躊躇せずに伝えていく。ストイックな姿勢は常に変わらない。現在のチームは攻守ともに形が見えてきているものの、「少しずつ手ごたえは感じていますけど、結局結果が出ないと…というのはある。とにかく結果かなと思います」と三門。同じく降格組の新潟を相手に結果を手にすることができれば、間違いなく浮上へのきっかけになるはずだ。
「一つ何かを浮上のきっかけにできれば、ウチはグッと上がってくるようなチームだと思いますし、新潟もそうだと思います。そのきっかけを与えたくないなと思いますし、逆にこっちは与えてもらえたらうれしい。いろいろな組み合わせ、戦術もあると思いますけど、とにかく勝点3をとれるようにやるしかないと思います」
 慣れ親しんだピッチで、どこまでも勝利にこだわる姿を見せつける。

[長崎]ブレることなく、引き締めて戦う。長崎の守護神・徳重健太が挑む柏封じ

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 頼れるベテランが勝って兜の緒を締めよの精神を見せている。
 リーグ戦では2試合連続完封で2連勝中の長崎。長崎らしい粘り強い守備を取り戻しているが、最後方で構えるベテラン守護神・徳重健太の存在も欠かすことはできない。徳重自身は「僕は何もしていない(笑)。前線の選手から最終ラインの選手までみんながしっかり守備をしてくれて、僕はみんなが頑張ってくれた最後のところでプレーしているだけ。チーム全員でしっかり守備ができている結果」と謙遜しながらもチーム全体の成果には手ごたえを感じている様子だった。
 しかし、そこに浮かれる様子はない。「チームとしてこの連勝でいい感覚、自信はもっていいと思いますけど、勝負というのは怖いもので、一瞬で流れが変わる。チームは生き物だなと感じることを経験しているので、いいときこそしっかり引き締めるところは引き締めて戦っていかないといけない」と、勝っているいまだからこそ、心にスキを作らないように自分自身をしっかりと戒めている。それも長年にわたり、培ってきた経験があるからこそだろう。
 J1第6節・FC東京戦での5失点を「すごく屈辱的だったけど、ああいう悔しいゲームのあとにどういうリアクションをするかが大事。あのあとで特別に何かを変えたわけではないし、いつもと変わらずに自分に厳しい要求をして練習に取り組んだ」とブレずに継続を貫いた結果、2試合連続完封を手繰り寄せた。
 22日に対戦する柏も強力な攻撃陣を擁するが、徳重はブレることなく積み上げてきたもので柏封じに挑む。

[鹿島]DAZNベストイレブン選出の小田逸稀。課題に目を向ける本人は喜び半分

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 前節、DAZNが選ぶベストイレブンに選出された小田逸稀が「初先発だったから甘めにつけてくれたんじゃないですか」とうれしさ半分であるあることを明かした。
 小田は2年目の左SB。昨季までは天皇杯の1試合に出場しただけだったが、ケガ人の多さと過密日程ということもあり、今季はACLでプロ初先発出場を果たすと、名古屋戦ではリーグ戦初先発となった。「体がフワフワしていた」という序盤こそボールが足につかない場面が見られたが、その後は積極的なプレーを見せ、持ち味である1対1の守備ではアグレッシブな姿勢で2-0の勝利に貢献した。ただ、試合直後から「もっと仕掛けてセンタリングをあげたかった」と課題をあげていた。映像を見直しても細かなポジションミスが目についたという。そうしたこともあって、ベストイレブン選出も喜び半分だったようだ。
 鹿島はケガ人が多く、次の川崎F戦も出場のチャンスがあるかもしれない。「チームの勝利のために貢献したい」と意気込んでいた。

[鳥栖]ドイツ帰りの伊藤遼哉が鳥栖でトップデビュー

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 昨年12月にドイツのデュッセルドルフU-19から加入した鳥栖の伊藤遼哉が待望のトップチームデビューを果たした。
 18日に行われたルヴァンカップ・湘南戦。先発に名を連ねた伊藤は、本来は中盤の攻撃的な位置でのプレーが持ち味だが、チーム事情により1トップの位置に入った。不慣れな位置ながらも前半はシュートを放つなど見せ場を作った伊藤。しかし本人は「とにかく結果を残したかったので、ゴールやアシストが欲しかった。そこができていないので悔しいです」と試合後は悔しさを表情ににじませていた。
 試合終盤は足をつってしまったが、本人によれば「今まで体力的に問題があったことはなかったんですけど、公式戦で90分出るのは1年ぶりだった。逆に1年ぶりの公式戦で90分やって足をつらずにできる選手がいたらすごいなと思います」と話したように、試合をこなしていくことで十分に戻せるという手ごたえはある様子だった。
「カテゴリーにかかわらず日本で公式戦を戦うのが初めてというか、日本でサッカーの試合をするのが幼稚園以来だったので、あらためて今後につながると思います。いろいろな課題も見つかったし、いまの自分に何が必要なのかも分かったので、そういった部分を今後練習で磨いて、また試合に出ることができたら結果を残せるようにしたい」。鳥栖での初めての公式戦を終えてそう話した伊藤。ドイツ帰りの若武者のさらなる成長に期待したい。