【識者の視点】広島と激突“アフリカの雄”マゼンベとは。新たな扉を開くために必要なこと

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10日に開幕したクラブW杯、サンフレッチェ広島はオークランド・シティを下して準々決勝に進出。対戦するのは“アフリカの雄”マゼンベだ。アル・アハリに敗れて準決勝進出を逃した3年前のリベンジを果たすために、広島が為すべきこととは?

サンフレッチェ広島の苦悩。

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サンフレッチェ広島はドウグラスという当たり外国人を獲得出来ましたけど、サンフレッチェ広島はとても悩んでいることが想像出来ます。 彼らの外国人枠の使い方が、あまり上手くないのです。外国人枠は不動の右サイドであるミキッチとシャドーストライカーのドウグラスで2つです。 残りのアジア枠含めた2枠を上手く使い切れていないません。特に、アジア枠の方にスカウトが動いているようです。 【アジア枠の葛藤】 現アジア枠の選手は韓国人選手のビョン・ジュンボン選手です。しかし、残念なことに彼は今シーズン出場機会がありませんでした。リーグ出場数が0であり、戦力外ホボ確定です。 一方、サンフレッチェスカウトは、即戦力になるであろうアジア枠選手を探しています。1年前の報道では、オーストラリア代表のトミ・ユリッチを狙っていました。彼はACLもアジアカップでも代表とクラブを優勝させる立役者になった男です。ドウグラスにポストプレーを期待出来ないので、ポストが出来るストライカーとして、ユリッチに白羽の矢を立てました。 しかし、ユリッチは欧州志向が非常に強い選手であるため、立場上フリーであるにも関わらず、オファーを拒否されます。結局オランダ1部(エールディヴィジ)のローダJCに加入してしまったため、移籍失敗に終わりました。 そして、今年噂になっているのはウズベキスタン代表のイゴール・セルゲエフ(A代表24試合10G)です。リオ世代ではアジアトップクラスのストライカーであり、今季のウズベキスタンリーグ得点王です。そんな彼がレンタルで加入しそうという話が出てきました。アジア枠を有効活用したい広島にとっては、喉から手が出る程の逸材です。 【セルゲエフの動向】 以前ウズベキスタンはCIS圏内のリーグと太いパイプを持つ国であり、欧州の場合ウクライナやロシアへの移籍が多いです。その分、西欧リーグに移籍する選手は殆どいません。そして、最近の動向はトゥルスノフ(ウクライナ)、アフメドフ(ロシア)、デニソフ(ロシア)ぐらいしか欧州海外組がいません。ちなみに、欧州国籍とウズベキスタンの二重国籍選手はデニソフ(ベラルーシ。ちなみにEU圏外)くらいしかおらず、西欧リーグに対応した外国人枠外となる選手がいません。この状況を打開するために、セルゲエフの所属先パフタコールは考えたのです。西欧リーグと一番強いパイプを持つ、Jリーグで活躍出来ればセルゲエフは西欧リーグへ行けるのではないかと。実際、ロシアやウクライナ(双方のトップクラブ除く)と比べて西欧は金払いがよく、移籍も頻繁にするためインセンティブが入りやすいのです。そして、ロシアやウクライナと比べたら競技力が非常に高いため、ウズベキスタン代表にセルゲエフの経験を還元出来るのではないかとの期待があります。仮に西欧が失敗したとしても、ロシアならゼニトやモスクワ勢、ウクライナならキエフ勢、シャフタール、ドニプロへ移籍出来たら大成功です。 セルゲエフの広島へのローン移籍は、ウズベキスタン選手やリーグのプロモーションと捉えることが出来ます。これを切っ掛けに、日本とウズベキスタンとのリーグ間で友好関係を築けたら一石二鳥です(協会同士は親善試合するぐらい仲が良いため、リーグレベルで仲良くなって取引を活発化させたい目論みがあっても不思議ではありません)。 【win-winな関係だけど、セルゲエフは即戦力になりえるのか?】 セルゲエフは即戦力になり得るのか?セルゲエフはウズベクの伝説であるシャツキフ(UCLアジア人最多得点者)の後継者と言われています。実際彼の成績は、今年に入ってから凄まじいものがあります。今年はA代表では5得点(北朝鮮3得点、フィリピン2得点で、フィリピンは東南アジア最強クラス。2014年にはUAE1得点)。ユース年代では、韓国にも得点を決めています。そして、特筆すべきは2015年ウズベキスタンリーグで23得点(PK4)の得点王に輝きました。リーグだけでなく、代表でも活躍しているため器用な選手であることが分かります。サンフレッチェにハマれば、セルゲエフ旋風も夢ではないかもしれません。 【総括】 広島のアジア枠戦略は急務です。前年ユリッチで失敗しているため、同じ轍は踏めないのです。今回、パフタコールとサンフレッチェの交渉が上手くいけば、Jリーグは新たなステージに突入するかもしれません。何故なら、中央アジアリーグとの取引が少ないからです(イランリーグとは技術的な提携を結んだが、未だに移籍などの動きはない)。今後の発展に可能性を秘める移籍であるため、是非成功させて欲しいです。

マンU撃破のボーンマスMF、子供を亡くす悲劇乗り越え…

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マンU撃破のボーンマスMF、子供を亡くす悲劇乗り越え…
[12.12 プレミアリーグ第16節 ボーンマス2-1マンチェスター・U]

 プレミアリーグは12日、第16節を行い、ボーンマスはホームでマンチェスター・ユナイテッドを2-1で下した。今季初のプレミアリーグ昇格を果たした“伏兵”が前節のチェルシー戦(1-0)に続いて大金星。プレミアリーグ初の2連勝を飾ったが、試合後の記者会見でエディ・ハウ監督は衝撃の事実を打ち明けた。

 この日、6試合連続で先発したMFハリー・アーターだが、大きな悲しみを乗り越えてプレーしていた。英『BBC』によると、25歳のアーターは週半ばに夫人が出産時に女児を亡くしたのだという。

「彼にとっては非常に感情的な1週間だった。彼はこの過程において、本当に堂々と振る舞い、そして今日もプレーした。胸の内にはさまざまな思いがあったはずだ。本当に信じられないよ」

 後半39分、イエローカードを受けたアーターは感情をあらわにし、目には涙も浮かんだようだった。その2分後に交代。試合終了のホイッスルが鳴ると、指揮官はアーターを後ろから抱きしめた。

「彼は感情を抑え、本当の強さを見せた。チームメイトも素晴らしかった。試合後のロッカールームでは感動的なシーンがあったんだ」

 試合後のチーム内の様子を語ったハウ監督は今後もアーターをサポートしていくと約束し、本人と話し合った結果、この日の試合に出場することになったと明かした。

「私は彼を誇りに思う。しかし、彼らの痛みがなくなることはない。我々はハリー(アーター)をケアしなければならないし、彼と彼の家族のことを考えたい。ハリーはプレーすることを望んだ。彼に迷いはなかった。私は彼と話をして、起用することを決めたんだ」

●プレミアリーグ2015-16特集